カテゴリ:スノーボード
日本選手は残念な結果になったんだけど、スノーボードのハーフパイプ凄かったなぁ~!
だけど、順番としては女子からやって欲しかったと思うんよね。 だって、昨日のショーン・ホワイト選手の演技を見せられたら、どうしても女子の演技は見劣りしちゃうもん(^_^;) スノーボードのハーフパイプなんて競技、見たことないって人も多いだろうし、初めて見たら女子の演技でも、おったまげてしまうと思うんよ。 男子のダブルコークとか1080(テンエイティ)をバンバン見せられたら、女子の演技の720(セブンツー)なんかでも充分に超人技なのに、びっくり度合いが低くなってしまうと思うよ。 で、スノーボードの競技を見ててね、ウェアについて思ったことがあるんだ。 4年前のトリノでのアメリカチームは全員白いスノーボードウェアを着けて、ショーン・ホワイト選手を筆頭に、なんかアメリカ軍団みたいな感じで大暴れしたんだ。 あの時に初めて気がついたのが、スノーボードだけ、どうして国のユニフォームがないのだろう?って事だったんよ。 その時に、自分で納得した結論が、やっぱスノーボードってスポーツは個人の遊びの延長線上にあるものなのかなぁ?って事だった…。 つまりね、スノーボードをやる若者って、やっぱちょっと不良の入ったやつって感じがするじゃん。 国の代表として頑張るなんて似合わなくて、自分の技が世界一になりたい!みたいなイメージがあるじゃん。 まぁ、団体行動を行儀よくやるスノーボーダーなんて、なんかキモイかもしれないしね。 で、迎えた今回のバンクーバー! その各国のウェアーを見てびっくりしちゃったよ。 ゲレンデにうじゃうじゃいてるレジャースノーボーダーみたいな選手はほとんどいなかったんだ。 ほんと、悪ガキがスノーボードをしてるって感じのまちまちなウェアを着てたのは、日本の選手たちだけだったような気がするよ。 男子ハーフパイプで解説が 「アメリカ勢 対 フィンランド勢 対 日本勢という構図になるだろう」 なんて事を言うものだから、余計そう思った。 といのが、アメリカとフィンランドに関しては、コーチとかのスタッフも選手と同じデザインのウェアを着てたんだ。 スタート地点にいるコーチ達もパイプ下の観客の最前列にいるスタッフたちもおんなじウェアを着てるんだよ! 国として戦ってるって感じを、ものすごく感じたよ。 ショーンが金メダルを獲得したときに ”ユー、エス、エー! ユー、エス、エー!”って叫びまくってたんよね。 もしも日本選手が金メダルを取ったとして、 ”日本! 日本!”って叫んだだろうか? なんかそんな風には全然思えないんだよね。 国母くんが言ってたでしょ。 ”次に俺より本物のスノーボードを見せれるやつが出てきたら俺は出ない”って…。 ねっ、それって意識の根本が違うみたいな気がするでしょ! 僕は、自由な感じのボーダーらしいボーダーの国母くんが好きだし、15歳のときかなぁ、ワールドカップに勝ったときは歓喜したし、ファッションの事でやいやい言うすべての人間が大嫌いだけど、そんな事とは関係なしに、チームとしての日本スノーボードチームをちゃんと作って欲しかったと思う。 ウェアのデザインでもって精神論みたいな事を言うのは嫌だけど、画面から伝わって来る国としての一体感を感じたのは僕だけじゃないと思う。 フランスにしてもカナダにしても、おんなじウェアを着てるってだけで国が後押ししてくれてるような気がしたもん。 母が 「どうして、おんなじのん、してやれへんかんたんやろね?」って言ってた。 子供を4人育てた母らしい言葉だと思った。 親としては、子供に学校や近所で恥かしくない格好をさせてやるって事が、とても重要な事だったんだろうな…。 トリノの時なんか、ローテーションをしてない無理やりスピンには得点が出ないって事も知らないで、演技をしてた選手もいた。 みんなワールドカップの日本選手の成績がいいものだからオリンピックでも戦えると思ってたみたいだけど、ふたを開けてみたら採点方法とかオリンピックは別物だったんもんな。 だから、日本の選手たちも、あれからアメリカの試合に出たりして研究をしたみたいだけど、やっぱ個人で頑張ってただけって気がする。 4年後のソチに向けてバンクーバーを基準に考えて準備をしても、世界はまた先に行ってるよ。 今から思えば8年前にソルトレイクで5位になった中井孝治くんがメダルに一番近かったんだろうと思う。 あの大会はまだ悪ガキスノーボーダーの世界一を決めるみたいのノリだったって気がするんだ。 今のオリンピックは、悪ガキスノーボーダーの延長ではメダルは取れない時代になってるんだよ、きっと。 ナショナルチームを作って、世界の一歩も二歩も先を見る強化を計らないと、今のままじゃいつまでたってもスノーボードのメダルは無いのかもしれないって思う。 ナショナルウェアを用意する気もないようじゃ話にならないと思った。 だいたいさぁ、オリンピックのときにしかハーフパイプの試合なんか見ないって人のほうが多いと思うし、選手の名前や国籍なんか知らないじゃん。 予選を見てるうちに国のウェアを覚えてしまうからテレビ観戦も楽しいんよね♪ 白と紺と臙脂のチェックのジャケットにダメージジーンズ風のパンツのアメリカのウェアが強そうで憎たらしいんよね(>_<) フランスのトリコロールカラーのウェアは、めちゃ綺麗だった。 白地に赤と青の三角がデザインされてて、パンツはブルーなんだ。 それとフランス選手は全員口髭を書いてるんよね(^。^) これって悪ふざけかも知れないけど、全員髭を書いてるってのが国としての一体感を感じたよ! オーストラリアのウェアは女子で金メダルを取ったブライト選手一人しか見なかったような気がするけど、深緑のジャケットに黄色いパンツで一目見たらオーストラリアって分かる色だったもんな。 だけどね、僕が恐れてるのは4年後のソチオリンピックでは五星紅旗の赤一色って中国のウェアが一番憎たらしくなってるんじゃないかって事なんよね。 日本が相変わらず悪ガキボーダーしか送りこめなかったら、社会主義の中国が国をあげて作って来る”社会主義ボーダー?”には軽く抜かれてしまうんじゃないだろうか?(^_^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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