テーマ:神社(398)
カテゴリ:神社
約1年ぶりに内田康夫さんの浅見光彦シリーズの新作を買ってしまった(^^ゞ
1年ほど前に『崇徳伝説殺人事件』を読んで光彦の事を大嫌いになってからは、もう一生浅見光彦シリーズを読む事はないと思ってたんだけど、本屋さんの平台に積んであった『神苦楽島(かぐらじま)上下巻』が僕を呼んでるようで、つい手に取ってしまったんだ。
帯の「牛頭天王」の字、それとオープニングの「古事記」の一節。 それにタイトルの「神苦楽島」。 ”こりゃぁ辛抱堪らんわぁ~っ!” で、読んで行くと面白いのなんのって、光彦シリーズの中で僕の一番になりそうだよ! でね、この本の事を書こうと思ってたんだけど、この本の中で重要な意味を持って登場する『太陽の道』の事が、今の僕の心を占領してしまっててね、先に『太陽の道』の事を書こうと思う。 この『太陽の道』ってのは、写真家の小川光三さんが発見しはって、NHKプロデューサーの水谷慶一さんがそれをさらに確認して、番組まで作っちゃって有名らしいんよ。 僕は全然知らなくて、確認すればするほどびっくりするような事実なんだ! で、『太陽の道』がどういうものかというと、北緯34度32分を通る東西のライン上に古代において重要な施設がいっぱい存在してるって事なんだ! ちょっと列記するね。 ・伊勢斎宮跡 ・箸墓古墳 ・聖徳太子御廟所 ・大鳥大社 ちょっとネットを検索すると『太陽の道』についての情報がいっぱいあって、もう重要そうなものがいっぱいでぐちゃぐちゃなんだよね。 で、一般に言われてる『太陽の道』は伊勢湾の神島から兵庫県の淡路島までらしい。 面白いのがね桜井市の大神神社の御神体の三輪山もピンポイントでライン上で、その近くの檜原神社もライン上なんよ。 『太陽の道』というのは東から昇り西に沈む太陽の道って意味だけど太陽神である天照大神の道って意味もあるんよね。 でね「檜原神社」というのは、その昔、天照大神を宮中に祭るのは良くないって事になり、とりあえず祭った神社なんだ。 その後、天照大神はお伊勢さんに遷るんだけど、伊勢での最初の場所は倭姫で有名な「斎宮跡」なんだ。 ねっ、天照大神の道でしょ。 で、西の端が「大鳥大社」なんだけど、ここは古代においては、あとは大阪湾に出るだけの西の端なんだ。 伊勢湾から大阪湾まで続く『太陽の道』の東の端が「斎宮跡」で西の端が「大鳥大社」なんだ。 「大鳥大社」は日本武尊の魂が白鳥になって飛来し、最後にたどりついた所ってんだけど、これも太陽が沈む西の端って事で、ここが最後の場所だったんじゃないだろか? まだ『太陽の道』の事を知って二日目なんだけど地図を見れば見るほど、いろんな妄想が広がって来る。 だってさぁ、古代において緯度を正確にはかるすべなどあるはずないし、普通に考えても意味不明だもん! そりゃぁ、妄想、妄想って、妄想を楽しむしかないもんね(^^ゞ あっ、緯度の「度」「分」と言ったって、どれぐらいの距離があるのか分からないから、この『太陽の道』ってのが、どの程度すごい事なのかイメージしにくいと思うから、ちょっと「度」「分」を距離に計算するね。 地球の周囲360度が約4万km だから1度は 40000÷360=111km 1度は60分だから1分は 111÷60=1.85km つまりさぁ四捨五入して北緯34度32分になる、北緯34度31分30秒から北緯34度32分30秒までの間の幅は、わずか1.85kmってわけなんよ。 斎宮跡から大鳥大社まで直線距離で約110kmの間で南北の幅が1.85kmで収まってるってわけだ。 でも地図で確認した物件はどれも、かなりピンポイントで1kmの誤差もなかったけどね。 NHKで番組を制作された水谷さんの本を日本の古本屋で見つけて注文したところで、まだまだ知識が足りないんだけど書きたくてたまらなくなって書いちゃった(^^ゞ ウィキペデイアには所在地の緯度・経度が記されているので三か所ほど証拠を載せるね。 この三つの物件だけ見ると、南北に最大で16秒しか離れてないしっ! ちなみに16秒は約500mだよ!
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[神社] カテゴリの最新記事
|
|