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2010年07月16日
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カテゴリ:ミステリー
最近、浅見光彦シリーズの中で読んでない作品がよく分からなくなって困ってるんよね。

『津軽殺人事件』は読んでなかったって自信があって100円で買えたので読んだ。

だけど、面白かったんだけど、いろいろと時代を感じちゃったんだよなぁ…。

でね、もう、読んでないと思える本をいきあたりばったり探すのは限界だと思うし、この際、著作リストから新しい作品から読んで行こうと思ったんだ。

で、著作リストを携帯のメモに貼ったんだけど、印刷してサイフにも入れた。

ところがね、このリストを見ても、

”あれ…、これ読んでたっけ…?”

みたいな事になって、まずは読んだ本を全部出して来て著作リスト順に並べる事からやらなきゃいけないんだろうけど、

”そんな時間があるのなら一行でも読みたい”

みたいな気持ちで、ただただ読み続けちゃうんよね(^_^;)

だけど、あれだね、読んだ直後はどの本も感動するのに、読んだかどうか忘れるなんて、やっぱ読書感想文を書いとかなきゃダメかもしれないなぁ(^_^;)

日本大好き!地図大好き!の僕だから、地名の入ってる作品はわりあいと内容を思いだせるんだけど、松本清張みたく抽象的なタイトルのやつは内容とリンクさせ難いんよね(^_^;)

って、清張って、ホント!、タイトルと内容を全然リンクできなくて、その内容を間違いなく思いだせるのは『点と線』ぐらいかも知れないから、浅見光彦なんかは分かりやすいほうかも知れないな。


でね、浅見光彦の本が分からなくなってしまった原因のひとつに、僕は去年の初めごろに光彦嫌いになってしまって、浅見光彦シリーズを読まなくなってた時期が1年以上あったので、以前読んだ浅見光彦シリーズは、なんか昔の記憶に押しやられてしまったって感じがあるからなんだな。

その光彦を嫌いになった本は『崇徳伝説殺人事件』って本なんだけど、その嫌いになった理由は前に書いた。→その記事はこちら。


崇徳伝説殺人事件

とにかく、光彦の笑顔は悪魔の笑顔としか思えなくなって、浅見光彦シリーズはもう死ぬまで二度と読まないって決めたんだ。

ところが2カ月ほど前に本屋さんの平台に積んであった『神苦楽島(上下巻)』が目に飛び込んできてしまって、その抗しがたいオーラに、ついつい買って読んじゃってね


神苦楽島(上)

神苦楽島(下)

”ひえ~!やっぱし浅見光彦シリーズは超オモシレ~!!”

ってな事になってしまったんだな、これが…(^^ゞ→その記事はこちら。

そんなんで浅見光彦シリーズが復活してしまった僕は、その後、またぞろ浅見光彦シリーズを精力的に読みだしちゃったってわけよ。

↓光彦復活後の2カ月ほどでついつい読んでしまった浅見光彦シリーズ。
・神苦楽島(上下巻)
・しまなみ幻想
・秋田殺人事件
・棄霊島(上下巻)
・壺霊(上下巻)
・逃げろ光彦
・津軽殺人事件
・教室の亡霊
・不等辺三角形
・還らざる道
・ぼくが探偵だった夏
・貴賓室の怪人「飛鳥」編


でね、いくら『神苦楽島』が面白かったとはいえ、あんなに嫌いになってしまった光彦が主人公の本を、次から次によくもまぁこんなに読めるなぁ…、って、ちょっと思ったんよね。

で、復活後、こんなに読んで、そのへんのからくりがやっと見えてきたような気がするんだ。

つまりね、僕は光彦はやっぱ大嫌いだけど、浅見光彦シリーズは、それがなかったら生きていけないぐらいに好きな本だって事!


で、浅見光彦って人物が、どれほど嫌な奴で、はなもちならない奴かって事は、多分浅見光彦シリーズを10冊や20冊ぐらい読んでも見えないと思うんだ。

っていうのがね、浅見光彦という人物は、このシリーズ中、すべてにおいて

”最上級の魅力的な人物”

として書かれてるんよね。

作者さんがそういう人物としてキャラクターセッティングをしてる人物なんだから、普通”嫌な奴”なんて風には読めないと思うでしょ。

たとえば、読み終わったばかりの『貴賓室の怪人「飛鳥」編』の中に下のような表現がある。

 浅見光彦はこれまでに彼女が出会ったどの男性よりも魅きつけるものを備えた男だと思った。
 外見はもちろんだが、浅見の魅力はむしろ内面にあった。
 品が良くて、優しくて、それでいてちゃんと男っぽさを感じさせる毅然としたどころがある。
 さりげない仕草や言葉の端々にそういう資質が表れる。
 それが気取りなく、ありのままの姿なのだから、よほどいい性格なのか、恵まれた育ち方をしたにちがいない。
  (角川書店、「貴賓室の怪人「飛鳥」編より)


貴賓室の怪人(「飛鳥」編)

ねっ!なんなんだよ!この鳥肌たっちゃいそうな直接的な説明文!って感じでしょ!(^。^)

人が人をどう思うかって事は、どういう先入観を持ってるかで変わっちゃうでしょ。

いかに自己中で身勝手で人の気持ちを慮る事の出来ない人でも、相手が大きな好意を持ってその人を見ると、「貴賓室の怪人」のような表現もきっと在り得るんだろうな。

好きな人のする事は、全部素敵に見えるもん!


でね、そういう事が分かって、いわば”浅見光彦の良い人呪縛”から逃れて浅見光彦シリーズを読み続けると、どの本にも、そこかしこに光彦の悪魔性が見え隠れしてるんよ。

でも、この悪魔性は、作者さんの意図してるものじゃなくて、多分、作者さんの資質がそのまま出てしまったんだろうね…(^_-)-☆





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最終更新日  2010年07月16日 22時39分26秒
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