テーマ:小説書きさん!!(609)
カテゴリ:萌空姫様のスノボ道
話は今年の2月に行われたソチオリンピックにさかのぼるねんね。
ソチオリンピック、ホンマ面白かった! 録った録画は百時間を優に超えてると思うし、繰り返し繰り返し見た総視聴時間は何百時間になるか分からへんもん。なんせ見るのが楽しくて忙しすぎて、期間中にブログの更新を一度もせぇへんかったもんね。 で、ソチオリンピックの閉会式が終わった直後からソチオリンピックの記事をブログに書き始めてんね。世間はもうオリンピックの事なんか忘れ始めてるのにオリンピックの事ばかり書いてた。オリンピックが終わってからひと月ぐらい書き続けてたんやけど、世間ではオリンピックの事なんかすっかり忘れてるし、さすがに書くのが恥ずかしくなってきたんよ。書きたい事は、まだいくらでもあったんやけどね…。 つまり、僕は「ソチロス」になってたわけや。ソチオリンピック以外の事を考えるのんが億劫やった。 で、ソチロス脱出を試みるべく思いついたことがあるんよ。小説を読むのが好きな僕だから、冬季オリンピックが出てくる小説なんかを読んだら良いんとちゃうやろかって思った。あの時は、たとえ大好きな唯川恵さんや内田康夫さんの新作が出ても読める気分やなかったと思うからね。 で、ひとつ見つけた本が東野圭吾さんの『夢はトリノをかけめぐる』という本。トリノオリンピックを扱ったものみたいで読みだしたら、この本、小説のふりをしたトリノオリンピック観戦記やったんよね(^-^;くそう~!やられてもたわ!(>_<) で、それからスキーやスノボを扱った小説を探したんやけど、検索に引っかかるのんは、結局、東野圭吾さんの本ばっかりやねん(^-^;『白銀ジャック』と『疾風ロンド』は、前に読んでたんやけど、ほかにも『鳥人計画』と『カッコウの卵は誰のもの』がスキージャンプやアルペンスキーを扱ってて面白かった。 雫井脩介さんの『白銀を踏み荒らせ』は、僕に合わないようで途中で読めなくなった。生田直親さんのスキーミステリーが何作かあるみたいやけど、以前に人がいっぱい死ぬ本を一作読んで、僕には合わないのが分かってた。 で、僕が読みたいと思える本がなくなってしまったんよ。 それに、僕がほんまに読みたいのんはスノーボード小説やったんやけど、そもそもスノーボード小説というもの自体が存在せぇへんねんね。ネット上で読める携帯小説は何個かあったんやけど、短いし、なんか小説を読んでる気がしないんよ。 でね、どうしてネット小説は、小説を読む気がしないのかって事をつらつら考えてみたらね、その理由に僕、はたと気が付いたんよ。それはね、ネット上のネット小説って横書きやねん。ほら、横書きの小説なんかあらへんやんか。横書きの本なんて、そんなん教科書読んでるみたいやんか。社会や物理の教科書を読んでるみたいや(>_<) そこで僕、思ったんよ。僕のアホみたいな文章でも縦書きにしたら、小説っぽくなるんとちゃうやろかって…。 でね、それやったら、読みたい本がないんやったら、自分が読みたい本を自分で縦書きで書いてもうたらええのんとちゃうのん? そう思って、普通の小説の見開きページの一行の文字数と行数を数えてみてんね。そしたら40文字×35行ぐらいが平均みたいやった。そこでワードのレイアウトを縦書きで40文字×35行に設定して書き始めたんよ。 そしたら、それはもう、いきなりちゃんと小説しててん(^^) 友達に話したら、 「読みたい本がないから自分で書くって、アホちゃうか」って、言われたけどね(^^ゞ で、その時に書き始めたものが、そっくりそのまま長編小説として完成してしまったんよ。 最初はどないなるかと思ったわ。ページ数ばっかり、どんどこどんどこ増えるのに、ストーリーが少しも前に進まへんねんもん。 だって、小説やねんやから、ブログと違って嘘でも妄想でも好きな事を書いて良いねんで。そりゃぁガンガン書いてまうわ(^^ゞ それに、主人公が僕の思いをほったらかしにして好きな事をしゃべるし、思いもかけない行動をするねん。この本の主人公、ホンマ性質(たち)悪いねん(>_<) 自分で書いてるのに、この話、どないなってしまうんやろう?なんて思うたわ。 とまぁ、これが僕が長編小説なんてものを書いてしまった理由やねんわ(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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