テーマ:本のある暮らし(3283)
カテゴリ:萌空姫様のスノボ道
ひと月ほどかけて14人に本を貰ってもらえた。
途中からは、僕の本を読んでもらいたいって事よりも、連絡が途絶えてた人たちと繋がる喜びのほうが大きくなってたな。 覚えていてくれてるか心配だった人たちから、逆に僕が覚えてたことを喜んでくれたりして嬉しかった♪ ただね、ネガティブな話になるんやけど、親戚、身内の人間は、一人残らず僕の事を馬鹿にしてるというか、下に見てるというか、取るに足らない人間だと見てることを、本を出すことによって思い知ったんよね。 よく「遠くの親戚よりも近くの他人」なんて言うやんか。 この「近くの他人」ってのはね、実際の距離とか、実際の付き合いがあるとかじゃなくて、心の中で「お互いを尊敬する気持ちがある人」の事だってつくづく思った。 今回、本を出した事で、その事が分かった事が一番の収穫やったかもしれへんな。 本を出すときに、本を出した人のたくさんの話をネット上で読み漁ったんよ。 よくある感想が 「親戚や家族が祝福してくれて喜んでくれた」なんて感想をよく目にした。 「家族が祝福してくれたことが一番の喜びだった」みたいは表現が多かった。 僕も、出来上がった僕の本を手に取って、目を輝かせてくれる家族や親せきの姿を想像して、絶対に本にしたいと思った。 だけどね、僕の場合、身内で喜んでくれて祝福してくれたのは姉貴一人だけやった。 本を出す時に協力を求めた義兄は、まったく相手にしてくれなくて門前払いをくった。 原稿を持ってお願いに行った僕は 「とりあえず原稿を置いていけ」ぐらいの事を言ってもらえると思ってた。 つまり、その原稿が本にするに足る物なのか足らない物なのかの自分なりの確認ぐらいはしてくれると思ったんよ。 だけど原稿を見ようともしてくれなかった義兄の事はほんまにがっかりした。 上の兄にも原稿を読んでもらおうとしたけど、その兄は 「最近は本を読むと頭が痛くなって5ページぐらいが限界だ」と言われた。 だから5ページだけ送ったんやけど、一言も感想を言ってくれなかった。 下の兄には、がっかりなんてもんやない怒りを覚えた。 本を出して3か月たった頃だけど、法事で僕の家を訪れた兄は、顔をあわせると早々に、法事の挨拶もせずに言ったんよ 「もあひめ一冊余ってへんか?」って。 僕は、たっぷり1秒ぐらいは意味が分からなかったけど『萌空姫様のスノボ道』を一冊欲しいって意味だと気が付いた。 意味が分かった僕は『萌空姫様のスノボ道』を一冊渡した。 兄は黙ってカバンに『萌空姫様のスノボ道』をしまった。 その後、本について一言も話さなかった。 ただの一言も本の事を語らなかった。 その兄には、僕が本を出した事を知らせてなかった。 僕が兄弟たちに絶望してて、この下の兄に知らせてなかった事は理解できるでしょ。 僕が本を出した事を知って読ませて欲しい、って事やったら是非とも読んで欲しいと思うよ。 だけど、いきなり「もあひめ一冊余ってへんか?」って、そんな失礼な言い方あらへんやん!!! 法事のついでに、法事の挨拶もせずに「もあひめ一冊余ってへんか?」ってなんなん? どんな思いをして書いた本やと思ってるねん。 スーパーの安売りのクーポン券が余ってないか?みたいなノリやないか! スーパーのクーポン券でも、もらったら「ありがとう」ぐらい言うやろ! もし僕が兄の立場やったら、最低でも下の三つの言を言う。 ・「誰それから聞いたけど本を出したそうやね」 ・「出版おめでとう」 ・「僕も読みたいので、もしも、まだ一冊残ってたらもらわれへんか?」 ってか、僕やったら自分で買うやろな。 ちなみに、頭が痛いから5ページぐらいしか読めないと言った上の兄は、僕が本を出したことを知って自分で購入して読んでくれた。 その事を僕が喜ぶと思う??? 「本は5ページ読むのんが限界やったんとちゃうんか?」 この上の兄の口からも、祝福や労いの言葉は一切なかった。 どうせ、アホみたいな物に違いない弟の原稿は読めないけど、出版社が本にした物やったら読めると思うたんやろな。 ま、良いけどね。 身内の恥を晒すような記事になったけど、僕の兄弟たちは仕事も出来るし常識のある人たちだと思う。 そんな常識のある人たちが、 おめでとうも言わない。 労いの言葉もない。 僕の原稿は読めないけど本になったら読める。 スーパーのチラシをもらうみたいに持って帰る。 それって、僕の事をなんやと思ってるんやろね? まともな人間として扱う気がないのんだけは確かやろね。 で、親戚よりも友達の話を少し書くね。 僕の友人の中でも一番ちゃらんぽらんで適当な奴がいてるんよ。 そいつが本を読んでくれると言うんで、本を持って待ち合わせ場所のスーパーの駐車場に行ったんやけど遅刻しやがって待たされたんよ。 すると、そいつに小さい紙袋を渡されて、家に帰るまで横にせずに、なるべくそーっと持って帰るようにと、しつこく言われた。 家に帰って、中を出すと小さいケーキが入ってた。 「すーさん、おめでとう」とチョコレートで書いたホワイトチョコレートのボードがケーキの上乗ってた。 しかも、女の子の人形もケーキに乗ってるし! ジーンとしてもたわ。 いっつもちゃらんぽらんやから遅刻したと思ってたら、ケーキにデコレーションしてもらうのに手間取ってたんよ。 友達って良いよなぁ! 家族や親せきなんか、別に期待をしなければ良いだけやんか。 しやからね、この献本キャンペーンで、友達が10人以上増えたようなもんやから、身内のマイナスな感じも充分取り返せたと思うねん。 今は長野県の安曇野市に住んでる友人も、今回のキャンペーンで発見したんやけど、そいつとは、たくさんのメールを交わして 「また五一ワインを一緒に飲もう」なんて言ってくれた。 五一ワインというのは『萌空姫様のスノボ道』の志賀高原のホテルでも出て来たワインなんやけど、長野県の美味しいワインなんよ! この友人は五一ワインが好きで、大阪に住んでる時にわざわざ塩尻のワイナリーまで試飲に行ったぐらいの奴やし、美味しい五一ワインを用意してくれるんやと思う!(^^♪
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最終更新日
2015年07月12日 00時06分17秒
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