カテゴリ:カテゴリ未分類
二日目の朝から天橋立散策をした。
天橋立そのものには、宮津側(南側)から800メートルほどの天橋立神社にお詣りするぐらいで良いと思ってた。 天気が曇り時々雨って感じの天気がずっと続いてたんやけど、スマホの「雨雲ズームレーダー」が大活躍してくれて、ほどんど濡れずに観光できた♪ 雨雲ズームレーダーは便利やったわぁ! 天橋立には、所々に東屋があって、雨宿りができるのが良い! 天橋立神社のすぐ横にも東屋があるんやけど、ちょうどここに来たときに、雨が本格的に降って来た。 雨雲ズームレーダーを見ると、すぐに止みそうやったんで東屋で休憩した。 この東屋が、僕、めっちゃ気に入ってね、写真を撮った。 同じ東屋が二つあって、めっちゃ良い感じやった。 雨雲ズームレーダーによると30分ぐらいで雲は行ってしまいそうやったんやけど、未来予想は時々刻々と変わり、10分ぐらいで雲が消えてしまって、次の雲も全く来ないようなので着てたカッパも脱いでリュックに入れて、東屋のすぐ北隣の天橋立神社にお詣りした。 千社札(せんじゃふだ)がいっぱい貼ってあった。 こんなん、僕、見たことあるんやろか? 昔は、普通にどこにでも貼ってあったような気もするけどテレビで見ただけかもしれへん。 そして、天橋立神社のすぐ阿蘇海側(西側)には「磯清水(いそしみず)」という湧水がある。 磯清水は名水百水にも選ばれてて環境庁認定なんだって! すぐ目の前が阿蘇海だから標高は1メートルぐらいちゃうかと思うのに、まったく塩分を含まへんっちゅうねんから不思議や! 和泉式部も歌に詠んでる。 「橋立の松の下なる磯清水 都なりせば君も汲ままし」 ペットボトルにいただいて帰りの道中にいただいた。 ほんまに、まったく塩分を感じなくて美味しい水やった♪ 自販機でジュースを買ってはる人をみかけたけど、こんな和泉式部も飲んだ名水があるのにもったいない話やと思ったわ。 和泉式部は、僕の住んでる大阪泉州地方の旧国名「和泉」が地元やし、うちの近所には、たくさん和泉式部関連の遺跡があってね、前に記事してる↓ 和泉式部の事と内田康夫さんの本の事。 でね、この上の記事は『十三の墓標』という内田康夫さんの浅見光彦シリーズの小説の事を絡めて書いた記事なんやねんね。 で、この『十三の墓標』の中には和泉式部のお墓だと言い伝えられてる十三カ所の場所の事が書かれてるんやけど、その二番目に「京都府宮津市」が出てくる。 しやから、この天橋立のある宮津市も和泉式部のお墓があると伝えられてる場所やったんや。 和泉式部のお墓伝説は九州から東北まであるから、この宮津などは、まぁ近々の場所やし、詠った歌もあるし、ここ、ありかもしれへんね。 で、ここで天橋立散策は終わりにして、南方向に引き返した。 で、天橋立の南の端に近いところにある「はしだて茶屋」で昼ご飯にした。 なにかガバガバって、食べれる物が欲しかった。 ほら、なんせ文殊荘なんて一流の宿で京懐石なんて夕飯と朝食を食べて、僕みたいなガサツな人間には、ちょっとしんどかったからなぁ…。 写真の左半分が室内で、あさり丼が食べれる。 右半分はセルフサービスのオープンカフェ風の作りになってた。 昨夜から上品なあさり料理には食傷気味やったし、ガサツな僕にピッタリのオープンカフェ風のほうで焼きそばとおにぎりを注文した。 目の前は砂と松原だけというオープンカフェって、それ。オープンカフェって言うより「海の家」やろ!って言われそうやけどね(^^ゞ この焼きそばが、濃いい茶色のソースの色で、てき屋さんの焼きそばみたいで、めっちゃ気に入った♪ こんな所で、こんな物を食べれて嬉しかったな(^^♪ はしだて茶屋で焼きそばをほおばってたら、姉貴が突然けったいな事を言いだした。 「ねぇ、天橋立ってデブが居てへんと思わへん?」 「はあ?デブ…? 言われてみたら、見てへんかなぁ…、デブ…」って突然何を言いだすんかと思ったわ。 で、よくよく考えてみれば確かにデブを見てないように思う。 「そう言うたら大阪の街にはデブがたくさん居てるなぁ」 「そやよ、街には、いっぱい居てるのに、天橋立に来てから一人もデブを見ぃひんやんか」」 「ほんまやなぁ、デブ、見ぃひんな」と、言いながら、はしだて茶屋の前を行き来する人たちを、改めてじっくりと見まわしたんやけど、ほんまにデブが居てへん。 「街もそうやけど、テレビの中にもデブってたくさん居てるもんな。確かにここは異常かもな」と、姉貴の説を認めてしもた。 「あさりが体に良いんやろか?」なんて、わけの分からないことを姉貴が言いだす。 「あさりが良いとしても、それは地元の人の話やろ。観光客は関係あらへんやんか」と、僕はいっつも論理的に物事を考えるのだ(^^♪ 「この問題は、天橋立に来てる観光客の精神性を考える必要があるんとちゃうか? 天橋立に行きたい人と行きたくない人の精神性の違いを考えると、何かが見えて来ると思う」と、ここは浅見光彦にでもなったつもりで、事の真相に迫らなければならない! 「なんなん、それ?」と、姉貴。 「なんなんそれって、姉貴が突然わけの分からない問題提起をして来たんやん」と、少しふくれてみせる。だって、僕は、この問題を考える事が少し楽しくなって来てたんやもん(^^ゞ 「天橋立って歩かなあかんイメージがあるやんか!天橋立は何キロも歩かなあかんって思うんちゃう?ほら、デブは歩くん嫌やろ」と、僕はそんな良い感じの理由を思いついた。 「でも、観光船もあるしレンタサイクルもあるやんか」 「それは旅行パンフとか、ネットの情報で調べて初めて知ることやんか。普通は知らんのんとちゃうか?」と、言った僕自身、船や自転車の事は今回、天橋立に来ることになって初めて知った情報やったからね。 「そやねぇ、普通にみんなが知ってる天橋立ていうたら、松原と『股のぞき』ぐらいやもんね…。あっ、デブは『股のぞき』でけへんよね!」と、姉貴が突然閃いたとばかりに声高に言ってきた。 「おぉぉ!でけへんでけへん!デブは前屈が苦手やから股のぞきは無理やわ!」と、僕は姉貴の考えをめっちゃ気に入ってしまった。 歩くのんが苦手という事よりも、よっぽど説得力がある。 くそぉ!やられてもた! しやけど、姉貴の奴、自分で問題提起をして、自分でこんな良い答を見つけるやなんて、最初から脚本が出来てたんとちゃうかと思てもたわ(^^; こんなアホらしい話やねんけど、はしだて茶屋という砂と松原だけの日常と違う場所でやった会話のせいか、よく覚えてる(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年09月15日 23時47分42秒
コメント(0) | コメントを書く |
|