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関西では読売テレビで毎日夕方に「TEN」って情報番組をやってるねんね。 その中の水曜コーナーに「街かどトレジャー」ってのがあって、ますだおかだの増田くんが、街に出て宝物を探すロケがあるんよ。 で、今日は増田君、阪神香櫨園駅周辺をうろついてた。 僕、このコーナーを真剣に見たことがないんやけど「香櫨園」となると、ちょっと真剣に見た。 香櫨園というのんは、兵庫県の西宮にあるんやけど、この香櫨園には、昔、ごっつぅ思い入れがあって、何度もぶらつきに行ったことがある。 宮本輝さんの小説に「錦繍」という長編小説があって、この本の舞台になってるとこやねんね。 僕、この本は10回以上読んでると思う。 あんまり好きすぎて、読むのんとは別に凄く程度の良い帯付初版本を見つけて手に入れて、日焼けをしないように袋に入れてしまい込んでるぐらいやねん(^^ゞ ほら、これ、34年前の本やのに新品みたいでしょ♪ そんなんで香櫨園周辺の今の姿が興味あった。 しやけど、高級住宅地というのんは、5年や10年では、ほとんど変わらへんみたいで、僕が行った頃と変わりない街並みやったわ(^^♪ でね、増田くんが今回出会った香櫨園の奥様がね、ママさんコーラスをやってはって、その練習場に潜入したんよ。 そこには、ハープなんて高級楽器が置いてあったりしたんやけど、奥様が 「もっと、良い物があるよ」と言って大きな黒い箱を持ち出して来たんよ! で、その箱を開くと、中に入ってたのがツィターって楽器でね、奥様がツィターを演奏してた。 で、僕、ツィターの音を聴いてアントン・カラスって名前が浮かんでんね。 昔の映画「第三の男」のテーマ曲をアントン・カラスがツィターで弾いてたんよ。 超スタンダード曲で誰でも聴いたことがあると思う。 ねっ、聴いたことがあるでしょ♪ 多分何百回も聴いたことがあるし、それがツィターの音やということを知ってたけど、こんな平たい箱に入るような楽器やとは知らんかったわ。 で、Wikipediaを見たら、アントン・カラスって人はオーストリア人のツィター奏者やねんて。 そのアントン・カラスが戦後すぐにイギリスで作られた映画「第三の男」の映画音楽をツィターで弾いて世界的な大ヒットになったんよね。 でね、この夕方のテレビでツィターを見て、僕、「第三の男」の日本初出本の初版本をオークションに出品してるのんを思いだしたんよ。 この映画は1948年に公開されたんやけど、その原作本が日本で発売されたのは1951年。 その本は1951年2月25日に早川書房から初版が発行された。 その本を僕は持ってるんよ! オークションに載せてる写真を全部載せる↓ 「世界傑作探偵小説シリーズNo.1」となってるでしょ。 その後早川書房は、欧米のミステリーを大量に翻訳出版して行くねんね。 しやから、この「第三の男」は、日本のミステリー文化の皮切りになる本やと思う。 だけど、この本についての情報が、どの検索エンジンにも引っかかれへんので、真実はわからへんねんけどね。 なんせ、僕の出品する品物は、この世に二つと存在せぇへんもんが多々あるんで、相場もわからへんし何物かも分かれへん(^^; 欲しい人はいくらでも居てると思うけど、見つけてもらわれへんみたいで3ヶ月も売れ残ってる(>_<) 誰か見つけてくれよぉ(>_<) 「第三の男」の商品ページ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年02月11日 00時40分48秒
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