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1980年代からドラマを楽しんで来てる僕やけど、この夏、ついにただの1本のドラマも面白いと思われへんくなってもてんね。
それって、当たり前の事やけどドラマが悪いんやなくて僕の感性がずれてきてるってことやねんね。 だって、ドラマの制作者は、たくさんの人が面白いと思えるドラマを作ろうと必死に頑張ってるんやで。 そうでないとスポンサーがお金を出してくれへんようになるんやもん、そりゃぁもう必死に作ってるに決まってるやん。 しやのに10本以上もある連ドラが1本残らず出来が悪いなんてことがあるはずがないもんな(^^; これってね、僕は物語を楽しむ能力が無くなってもたんとちゃうやろか?なんて思ったんよ。 っちゅうのがね、僕、この頃本が面白くないねん。 だけど、僕には面白い本に出会えなくなった時の必殺技があるねんね。 それはね、内田康夫さんや唯川恵さんの、前に読んだ本を読むことやねん。 僕、内田さんの本も唯川さんの本も何度読んでも面白くてね、3回や4回ぐらい平気で読めるし、しかも超面白く読める人やってんね♪ ところが、最近、内田さんの本も唯川さんの本もアカンねん(>_<) この本、いつ面白くなるんやろう?なんて思い続けながら読んでるうちに、本が終わってしまう(ーー;) そんな感じが、ずっと続いてる。 僕のお風呂に入る時の持ち物は、飲み物と乾いたタオルとスマホと本二冊やねんね。 一冊は、その日読もうと思った本。 で、その本を湯船の中で読みだすんやけど、なんか面白くないのでその本は閉じて、もう一冊持ち込んでる方の本を読みだすねん。 その、もう一冊の本は「萌空姫様のスノボ道」なんやけど、姉貴にこの話をしたら鼻で笑われてもた(^^ゞ そんなもん、どの本が面白くて、どの本が面白くないなんて事は、一人一人ちゃうんやから別にかまへんやん(^^♪ で、まぁ、そんな事はどうでもええんやけど、物語を面白くなくなるって症状は、けっこうあるみたいやねんね。 僕の義兄がスゴイ本読みなんやけど、まったく小説を読まなくなってね、小説だけやなくて、ドラマも映画も全く見なくなったんよ。 義兄なんかは、完全に物語を面白く感じられなくなったって言うてるもんな。 義兄の事を可哀そう!って思ったんやけど、あ~あ、僕かて物語を受け付けへんようになったんかなぁ?、なんて思い始めてた。 そんなんやから、秋ドラマの一回目も、あんまり期待せんと見始めた。 そしたら、案の定、なんじゃこりゃぁ!?って、けったいなドラマばっかりやった。 どいつもこいつも、奇をてらい過ぎや!って思った。 大好きなバカリズムさんかて、船越英一郎さんに十股男をやらすやなんて、そんなもん、どう考えても見続けれるわけないやろうって思った。 だって、まず10人の女優さんを違う人間として認識して見る事ができるとは思われへんかったもん。 で、この「黒い十人の女」凄いドラマやった。 バカリさん、10人を丁寧に書いてるねん。 あのね、10人の人間を書き分けるってのんね、けっこう大変やと思うんよ。 最近、小説を読んでて、僕が一番堪えられへんのんが、登場人物のキャラづけが一辺倒って本やねん。 わるい奴も良い奴も、賢い奴も馬鹿な奴も、めっちゃ狭い幅の中でしか変化がない。 作者は、小学生ぐらいの人生経験しかないんとちゃうか? 人の性格とか特徴を感じるだけの知性がないアホな作者なんやろうなぁ。 っていうのんが、僕自身、若いころには見えなかった他人の特徴が、歳をとって、いろんな人の中にいろんな色や柄が見えるようになって来てんね。 それがさぁ、この作者さんの中には、良い人のプロトタイプと悪い人のプロトタイプの二種類しかないんとちゃうんかい???みたいな…。 そういう本、僕、5ページしか読んでなくても捨ててまう。 しやけど、さすがはバカリさん! 僕なんかは想像もつかへんかったキャラを次から次に10人もちゃんと書き分けてるし! でね、このドラマ、ラス前々回が、凄かったんよ。 多分、バカリさんは、あのラス前々回を書きたくて、このドラマ脚本を書きだしたんやと思う。 大広間の中に10人の女性が居てるだけの、あのラス前々回は、まるで舞台劇みたいな緊張感やったもん! そこから、怒涛のラス前、最終回と畳みかけるやん! 凄かった。 ほんで、間違いなく一回目でやめると思ったのが「Chef~三ツ星の給食~」。 これね、まず、僕、料理ドラマがアカンねん。 僕、味って好き嫌いがあるもんや!っちゅうのんが絶対的な考えやねん。 しやから、昔あった料理の鉄人なんて番組も好きやなかった。 つまりさぁ、どんな料理であっても、好きな人が居れば嫌いな人も居てると思ってるわけよ。 しやから、誰もが美味しい料理なんかあらへんと思ってるんよ。 だけど、まぁ一回目だけは見てみようと思って見てみたら、このドラマ、僕の一番嫌いなタイプのドラマやったんよ。 あのね、一流レストランの有名三ツ星シェフが居てるねんね。このシェフが天海祐希さんなんやけど、この三ツ星シェフをレストランオーナーの小泉孝太郎が、料理評論家と結託して食中毒を出したシェフにしたててしまうんよ。 で、三ツ星シェフはどこのレストランでもシェフをできなくなって、小学校の給食を作る料理人になるって話なんよ。 こういう、主人公を理不尽に陥れるって物語、よくあるやんか。 そして、主人公は落ち込むんやけど苦労に苦労を重ねて最後は逆転勝利するって物語。 僕、こういうのん嫌いやねん。 ただたんに僕の好き嫌いやからしゃぁない! ところが、このドラマ、そういうのんと全然違ったんよ。 小泉孝太郎は、次から次へと主人公を陥れるいじわるをするんやけど、主人公が少しも落ち込めへんし、小泉孝太郎に対して恨みも持ってないみたいやねん。 ほんで、一流ホテルのレストランとかのシェフをやって当たり前の料理人が、小学校の給食を、料理のアイデア満載で作りたおすんよ♪ なんやねん!このドラマ!めちゃくちゃオモロイやんか(^_-)-☆ でね、一回目の最初の5分で見るのをやめようと思ったのが「地味にスゴイ!校閲ガール」。 あのね石原さとみさんがファッション雑誌の編集者になりたくて出版社に毎年入社試験を受けに行くんやけど毎年落とされるねん。 で、毎年ファッショナブルに決めて入社試験を受けに来る姿を、会社の受付嬢達が「年中行事」だって言うてるねんね。 一回目の開始から5分後ぐらいにあった、この事が、僕、もう違和感バリバリで見る気がしなくなった。 だって、入社試験を受けに来る派手なファッションの娘が居てる事が、どうして年中行事だなんて社内で話題になるんよ??????意味不明な脚本なり??? でね、このドラマの一回目でね、本田翼さんが菅田将暉くんを見つけるシーンがあるねんね。 本田翼さんはイケメンのモデルを探してたんよ。 とにかくキーワードはイケメン! で、見つけたイケメンが前髪を垂らして大きなメガネをかけた菅田くん! つまり、メガネと前髪で、ほとんど顔が見えない状態やねんで! これ、オカシイやん! 菅田くんは、魅力的やで! ちゅうか、今、日本一魅力的な男の子かも知れへん! しやけど、このドラマでは「イケメン」っちゅうキーワードやねんで。 全然ちゃうやん! 菅田くんは断じてイケメンとちゃうやん!!! どうしても菅田くんを使いたかったら脚本を書き変えたら良いやんか! 僕ねぇ、一回目を見た時点で、秋ドラマ全体の中で一番嫌いなドラマが、この「地味にスゴイ!校閲ガール」やった。 ほかにも文句がいっぱいあった。 しやけど、今は、もう完全に秋ドラマのベスト3に入る面白さやねん。 とにかく、細かいところまでちゃんと作りこんでる! しやのに、あのスタート時点の脚本の齟齬がどうして起こったのかが不思議や。 オープニングエピソードの終りにユーミンの「12月の雨」のイントロがズチャチャズチャチャズチャって鳴って来る感じなんかめっちゃ好きやし、ほんま細かいところまで神経が行き届いてるのに、あの基本設定の雑さは何?って感じやった。 それと意外やったんが、警察物を珍しく見てもてる。 「キャリア~掟破りの警察署長~」 僕ね、警察内のいがみ合いが嫌いやねん(>_<) そういのんをテーマの一つにしてるだけで、見てられへんねん。 所轄と本部とか、女性蔑視とか、キャリアとたたき上げとか、警察って、どんだけ気色悪い組織やねん!(>_<) ちゅうドラマはいらんねん! でね、このドラマも、タイトルにキャリアを入れてるぐらいやし、高嶋政宏さんの刑事が、めちゃくちゃキャリアを嫌ってるし、もう完全に僕の嫌いパターンやって思って一回目を見てんね。 ほんならね、意外に面白いねん。 玉木宏さんが、120%フルに明るいねん。 いっつもニコニコしてる。 いじわるされても明るいのんはシェフの天海祐希さんに通じるかも(笑) それと近藤正臣さんが、ええ人やねん! ええ人やってる近藤正臣さんって、めっちゃ珍しいやんか♪ 近藤正臣さんの役は警視艦という、警察のめっちゃ偉い人やねんね。 警視艦という位は警視庁と違う他の府県だと本部長という府県のトップの位やから、めちゃくちゃ偉い人ね。 ただ一つだけ嫌なのが、玉木宏さんの役名が遠山金志郎で決め言葉が嫌い。 僕、決め言葉が好きやった試しがないねん(>_<) たいがい陳腐やもん(>_<) それと、やられてもたんが「逃げるは恥だが役に立つ」。 しやけどガッキーは良いドラマに毎回毎回当たるよね! ドラマ運が良すぎるわ! 例えば、ちょっと話が変わるんやけど、上戸彩さんて大女優が居てるやんか。 可愛らしいし、いろんな劇をこなすし、いろんな意味で魅力的な女優さんやんか! しやけど、この人、一つのドラマも、一本の映画も、好きやぁ!って思った試しがない。 僕、上戸さんほど作品運の無かった人は居てへんと思うねん。 そんなんを考えたら、ガッキーって駄作がないでしょ! とにかく、出る作品、出る作品、めちゃくちゃ面白いやんか! だけど、このドラマも一回目を見たときは「はぁ~???」って思ったな(^^ゞ しやけど、このドラマは、一回目から次が気になる状態が続いてるから、もう最初からやられてたんやろな(^^; でね、どうでもええねんけど、星野源くんを見ててね、僕、昔の大江千里とかぶってるって思ってもてんけど、アカンかなぁ?違う? あっ、それと、僕、医療物は99%見ぃひんねん。 なぜかというと、医療物が嫌いやから。 しやから「私、失敗しませんから」っちゅうのんも見てないねん。 しやのに「レディ・ダ・ヴィンチの診断」は、ほんま何年ぶりかに医療物を見てる。 でね、このドラマを見てて、僕の医療物嫌いの理由が分かったような気がするねん。 あのさぁ、医療物って、厭らしい意地悪がはびこってるって思えへん? 不正とかワイロとか、医局の勢力争いや、派閥や、理不尽な物のオンパレードみたいな気がせぇへん? どうして、そうなるかというと警察組織が嫌らしいのんとおんなじように病院っちゅうとこも、きっと厭らしい組織なんやろうな。 しやけど、そういうのん、僕、いらんねん! この「レディ・ダ・ヴィンチの診断」には、そういうのんが、あんまりないねん。 ほんまに病気の原因を突き止めて行く過程が、とってもスリリングに描かれてると思う。 吉田羊さん、なんか、毎年綺麗になって来るような気がするし(^^ゞ 「IQ246」も見てる。 だって織田くんやで! 素の織田くんって、なんの魅力もないやんか! たとえば素のディーン・フジオカくんは、めちゃくちゃ魅力があるのと対照的やと思う。 しやけど、織田くんがひとたび演技をすると、めちゃくちゃリアリティがあって、魅力爆発するやんか。 しやもん。 織田くんが出るんやったら、見やなしゃぁないやん! しやけど、あの話し方にはびっくりしたな(^^ゞ すぐに慣れたから、織田くんって、やっぱり芝居の中では本当に生きてる実在の人物みたいなリアリティを出す人なんよね♪ ちょっと、ジャンルは違うけど岡村隆史くんなんかも、このタイプやね。 素の岡村くんって、人間的な魅力なんかマイナスクラスやけど、ひとたびキャラを与えられたら、岡村くんほど面白い人、居てへんもんね。 他にも、このタイプの人には、志村けんとか、木村拓哉とか、ユースケ・サンタマリアとかが居てるね(^^ゞ まぁ、いろいろ書いたけど、僕の好き嫌いの話であって、良い悪いについては一言尾言ってないので、馬鹿が馬鹿な事を言ってるってぐらいに思ったってね。 っていうか、僕って、好き嫌いしか言えへんねん。 よく、誰それの演技が上手いとか下手とか言う人が居てるやん。 しやけど、そんなん、ようは演出家がOKを出した芝居に対して下手も上手も無いやろうって思うねん。 演出が要求する芝居が出来なければ演技者を変えるでしょ。 しやけどSNSの世界では、自分の「好き嫌い」を「良い悪い」とか「善悪」で表現する人が多いやんか! そういう人、僕、大嫌い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月05日 03時08分59秒
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