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随分長いあいだドラマのことを書いてないんやけど、TBSドラマのカルテットの事を書きたくなった。
このドラマ、僕、一回目を見て、見るのもう止めようと思っててんね。 思ったドラマと違ったしね。 音楽を主題にしたドラマやと勝手に思ってたんやけど、ミステリーみたいやし。 かなり、どす黒いミステリーって予感がしたし。 それと、登場人物のキャラが、どうもしっくりけぇへんねん! 脚本家さんは「嫌な奴、めんどくさい奴」として書いてるみたいな家守くん(高橋一生くん)が、僕には、とっても好ましく思えてんね。 そんで「育ちの良い人、優しい人」として書いてると思われる別府くん(松田龍平くん)が、僕、大嫌いなんよ。 そんなだからね、四人の会話や行動に、ごっつぅ違和感があるんよ! どうして違和感があるかと言うとね、画面の中の心地よさとかイライラ感とかと、自分の中で起きてる感情とがシンクロしてないみたいなんよね。 なんか上手に言われへんけど、ようするに、登場人物のリアクションに納得行かないような場面が、よくあるんよ。 あのさぁ、「こんなに無神経な奴おらんやろ」って自分には思える人が居てるとするね。 ところが、その人の事を、みんなが良い人だと思ってたりしたら、その無神経人間の事を余計に嫌いになったりせぇへん? まぁ、そういう類いの違和感があったわけ。 そんなんで見るのをやめようと思ってたんやけど、まぁ、もうちょっとだけ見てみようと、毎回思って見続けてしもた。 ちゅうのんが、このドラマ、一回目に僕が感じたことなど、脚本家さんのテクニックの内の中の些細な事の一つやと思えるようになった。 この本、めっちゃ深いって思えてきた。 人間の書き込みが深いって。 人間なんて書きこめば、底なし沼みたいにいろんな面を書きこめるし、この脚本家さんが、それが出来る力を持ってるって思った。 僕が一番見てられへんドラマはね、出演者のキャラが一種類しかないドラマやねんね。 考え方の基本は全員同じで、その同じ中で、極悪人から超善人まで書き分けてるようなドラマ。 つまり、それは、僕がそういう風に感じるってだけであって、結構評価が高いドラマが多かったりするんやけどね。 これは、もう僕の好き嫌いの問題やからしゃぁない(^^; で、このドラマ、人間を書けてると思いだすと、これ、ミステリーと違って純文学とちゃうかと思うようになった。 ってか、全般を通してみると、このドラマ、ラブコメみたいで結構笑えるし(^^♪ で、先週の第6話を見終わったあとで、Facebook友達のおけいさんが 「このドラマは一筋縄ではいかない」なんて書いてはったので、 「最初はミステリーかと思ったけど、ラブコメやんか!とか、純文学やったんか!、とか思って、もう思うのをやめました」なんて事を書いたら、いたく同意していただいたわ(^^♪ このドラマ、最初はきつかったけど、頑張って見続けた人だけが得したドラマやったね(^^♪♪ でね、先週の第6話の、そらもう面白かったこと!!! この回は全編純文学風に物語は進んで、ぐんぐん引き込まれたんやけど、第1回からあったミステリーの要素は払拭されて、 「良かった、マキさん(松たか子さん)は人を殺してなかったんや」って、安心できた♪ なのに、そのラストが驚愕の展開で 「ぎゃぁ!!とうとう、ほんまもんのミステリーになってもた!!(>_<)」って、このドラマ、どんだけ見てるこっちの気持ちを翻弄してくれるねんな(>_<) そんなんで、昨日放送の第7話の楽しみやったことって、そらもう、ここ10年でも一番楽しみやったかもしれへん!! このドラマね、僕の好きなドラマにはランキングインせぇへんと思う。 しやけど、次回が楽しみで楽しみでたまらないという事では、トップクラスのドラマやわ! 何度も見たいとは思えへんけど、1回目の視聴のときの面白さはトップクラスや! で、昨日の第7話、最初の30分ぐらいは息をするのんを忘れるぐらい、グーンって画面に引き込まれて見続けてた。 ながら星人の僕が、ただただテレビ画面を見続けてるってのも珍しいんやけど、目が離されへんかった。 でね、やっと一段落ついた30分ぐらいのところですずめちゃん(満島ひかりさん)が泣きながらチェロを弾きだすシーンがあったでしょ。 チェロを弾く場合とちゃうけど、チェロを弾きだすやんか! あのとき、すずめちゃんが弾いた曲名分かる? あれ、「青春の光と影」やで。 あのジョニ・ミッチェルの名作「青春の光と影」やで。 映画ではジュディ・コリンズが歌ってた「青春の光と影」がテーマソングに使われてたけどね。 渋い選曲やよね♪ 頭の中が、ぐっちゃんぐっちゃんのすずめちゃんは、どんな気持ちでチェロを弾いたんやろね…。 チェロやから歌詞はないねんけど、涙を流しながらチェロを弾いてるすずめちゃんを見てると、すずめちゃん、ジョニ・ミッチェルの詩を知ってたんかも知れへん、なんて事を思った。 ジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」の詩を知ってたんかもしれへん…。 ジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」↓ 「青春の光と影」の歌詞を拾って来て貼っといた↓ Both Sides Now - Joni Mitchell Bows and flows of angel hair 弧を描いて流れる天使の髪 And ice cream castles in the air 空に浮かんだアイスクリームのお城 And feather canyons everywhere 至る処に羽毛の峡谷 I've looked at cloud that way 私は雲をそんな風に見ていた But now they only block the sun でも今やそれは太陽を遮るだけのもの They rain and snow on everyone 誰彼かまわず雨雪を降らせるもの So many things I would have done いろんなことをするはずだったのに But clouds got in my way 雲が私の行く手を阻んだ I've looked at clouds from both sides now 私は雲の表と裏を見てしまった From up and down, and still somehow 天上から地上から、それでもなぜか It's cloud illusions I recall 思い返せばそれは雲の幻 I really don't know clouds at all 私は雲のことをなに一つ知らない Moons and Junes and ferris wheels 月の満ち欠け、巡り来る六月、観覧車 The dizzy dancing way you feel 目まぐるしく踊ってるような感覚の中 As every fairy tale comes real 全てのフェアリーテイルが現実になってゆく I've looked at love that way 私は恋をそんな風に見ていた But now it's just another show でも今やそれはお馴染みのショー You leave 'em laughing when you go 去る時が来ても相手は笑い顔のまま And if you care, don't let them know 相手を思いやるなら、覚られないこと Don't give yourself away 本当の自分を晒さないこと I've looked at love from both sides now 私は恋の表と裏を見てしまった From give and take, and still somehow 与えることや取り上げること、それでもなぜか It's love's illusions I recall 思い返せばそれは恋の幻 I really don't know love at all 私は恋のことをなに一つ知らない Tears and fears and feeling proud 悲しみや怖れや誇らしさ To say "I love you" right out loud 「愛してる」と大声で言うこと Dreams and schemes and circus crowds 夢や企み、サーカスに集まる人々 I've looked at life that way 私は人生をそんな風に見ていた But now old friends are acting strange でも今や古い友人たちはよそよそしく振る舞う They shake their heads, they say I've changed 頭を振って、私が変わってしまったと言う Something's lost but something's gained 失ったものもあるけど、得たものもある In living every day 日々生きてゆく中で I've looked at life from both sides now 私は人生の表と裏を見てしまった From win and lose, and still somehow 得ることと失うこと、それでもなぜか It's life's illusions I recall 思い返せばそれは人生の幻 I really don't know life at all 私は人生のことをなに一つ知らない "Both Sides Now" Joni Mitchell お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月01日 21時57分18秒
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