無職の僕がいうのもなんですが、

オフィスの時代は変わった。

ねずみ色の事務用品に囲まれ腕と伝票を汚さないように

腕になにかを装着した事務の人がひたすら伝票処理の場所から

消費者が何を欲しがっているのかマーケットニーズを探ったり、

商品が良く売れるようにデザイン処理をするような場所になった。

伝票整理なんかはエクセルが処理してくれるような感じで

単なる処理はコンピューターの方が有能だ。

家計簿もカードで全て購入すれば家計簿ソフトが明細データを取り込み

入力作業なしで家計簿が出来上がる。

家計簿でやることは最低ラインと何が出来るかの余裕を考えることだ。

マイクロソフトマネー２００４


　・マイクロソフト　マネー２００４製品紹介ページ

さらに普通のレシートもOCRソフトとスキャナーを使えば

入力作業の手間は省ける。

年間コンビニでいくら使っているかなど自分の詳細な出費を

確認することが手軽になる。

しかし、こういった家計簿をつけるといった作業はまだまだ面倒くさい点が多い。

スキャナーで取り込む作業はそれだけで面倒くさい。

スキャナーを置く場所も問題。

そこまでして自分の細かい出費を確認しなくても良い。

そういう気持ちになってくるのである。

また、こういったインターネットを介した家計簿ソフトは

各企業などのマーケティングに適している為、

思わぬリストに乗り要らぬダイレクトメールなどの対象になることも否めない。

銀行やソフト開発会社を信用するしかないのだ。

こういった背景からあまり積極的な家計簿システムを歓迎しているユーザーは少ないと推測する。

今後、懸賞やポイント付きで家計簿システムの会員を増やす試みは大々的に出てくるとは思う。

これに成功した企業は大きな力と信用を得るため責任のリスクは大きいが

その代償に大きなマーケットを手にすることだろう。

一方、僕の職歴に多い工場の方は危ない作業や単純作業はロボット化され

文句も言わず休まず働いている。

時々エラーを起こして技術者が止めたりするが、

横目で見てると僕より大切にされているので涙腺が弱くなる。

こちらはロボットを使うまでも無いモデルチェンジの激しい携帯電話等、

電気製品の組み立てで人員が必要になっている。

工員は工員でしかなく時代と共に想像力を期待されるという場面は

未だ技術者以外あまり与えられていない。

想像力を兼ね備えた工員はどちらかというと工作員に近い存在になるのが現状だ。

このような情報化社会はあるていど人をサイボーグ化してきている。

ロボットが人に近づき人がロボットに近づいてきた。

携帯電話はその中で大きな役割を遂げている。

医学的なサイボーグではないが、

気分的にはサイボーグ感覚を味わえるのではないだろうか。

携帯電話の機能が当たり前になった今日ではあまりパッとしないが、

これまでの情報技術の進化スピードと未来を考え過去の人の視点で見ると

結構、現代人はサイボーグだと思う。

人の心も少し機械化しているのも否めない。