ぜんちゃんの風に吹かれた日々

ここ数日、胃腸の具合が悪い。
そんな状態で金曜日の昼、調子に乗って食べたレトルト食品のハヤシライスがいっそう胃に負担を掛けてしまった。
夜は断食するぞと決心する。
しかし九時過ぎ、やっぱり少し何か食べていた方がいいかなと
考えスーパーに行った。
消化に良い物、そうだな、うどんでも食べようかと物色していたらパックになっている「豆乳鍋焼きてんぷらうどん」なるものを発見した。
おおっ何かヘルシーでいいんじゃないかい、ついでに「ほしいも」二パック買った。

さて、アルミの鍋にうどんと野菜とおからのてんぷらを乗せ、別パックの豆乳とスープを注ぎ込み煮込み始める。
しかしこれって湯葉汁じゃない？
グズグズ煮込み始めると、湯葉というか全体がグラタン状になった。ゴジャっとしていて見ためが非情に悪い。
味はというと…。とにかく微妙…。
身体は温まるけれど肝心の胃にはもったり感が残った。

土曜の昨日、以前すっきりしない胃なので無理しないで食べないことにした。
仕事で確認したいところを回った後、駅前で仲間たちが参加している不動産フェアに顔をだす。
会場のビルではあちこち催しものがやっていた。
いつも車で通り過ぎるビルも中に一歩入ってみるとそれなりの人たちで活気付いているのだ。
１５社あまりの業者が物件を展示していた。
何社かの知人と歓談したあと、おなじみのＭちゃんのコーナーで反響を確かめてみた。
ボクが提供した田舎物件が何人か資料を持っていったらしい。
その後、Ｍちゃんがコーヒーを持ってきてくれた。
胃腸の具合が優れなかったが何故か美味しく飲めた。

とにかく昨日の福島は寒かった。
体がギュウギュウと締め付けられるような寒さが身にしみた。
会場を出た後、○原紀○が付いてくる？某社のアパートのパンフを貰いに東口にあるセンターに行くため駅の地下歩道を潜った。
けっこうたくさんの人たちがうごめいていた。
ティッシュ配りの三人の若者を避けながら東口駅ビルに出た。
またまた驚きだ。
ボクはほとんど車で行動しているので新しく東口駅ビルが完成し新規開店してから初めて通り抜けたのである。
いろんな新しい店も出来ていて、何より活気付いている様子でつくづく外から眺める印象と中に入るのと人の流れが読めないものだなとひとり感心する。

信号待ちしていると肌が切れるような寒さを覚える。
パンフレットを貰うとボクは足早に西口に戻った。
そこでハタッと気付く。
あれ？ちょっと胃腸の具合が良いんではないか、あっそうか、それなりにバタバタと体を動かしたので消化したに違いない。
ということは、やっぱり運動不足ってことか？
気を良くするとボクは立ち食いソバやに入った。
「あら？うめえなこれ」
考えると昼も昼、とっくに３時半を回っていた。
遅い、朝昼兼用のてんぷらソバ一丁であった。

駐車場の車に戻りバックミラーで自分の顔を覗いてみたら、寒さで変形し固まったヒドイおやじの顔になっていた。
「ぐあっ、ひでえな、もう」
ボクは悪あがきに顔を両手でゴシゴシこすりほぐした。
「なんだい、あんまりかわんねえぞ」

ボクは最近、栄養のバランスを考えたり、スキンクリームに興味を持ったりする。
やっぱり、体が資本だな。
でも何を優先させたらいいのかわからない。
とにかく減量だ。
胃腸を壊していても、結局ボクは食っているのだ。
昨日の夜はもう甘納豆食べながら牛乳ゴックンゴックンだもんね。
まいったな。自己管理の無さにはトホホ…。
明日から仕事頑張らないと…。