テーマ:ライフスタイル(294)
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今日は朝から晩まで雪だった。
高速道路は全線通行止めでそれらが幹線道路に流れ込み混み合った。 おまけに道路は重たい水分の多い雪にグジャグジャになった。 某会社の社長と打ち合せ後、一ヶ所確認して置きたい場所があったけれど道路が走りにくいので断念した。 気晴らしにブックセンターに立ち寄る。 実はボクは本や雑誌をブラブラ見て歩くのが趣味なのだ。 しかし言っておくがただ立ち読みをむさぼっている訳じゃない。 真面目に情報収集しているのだ。 そして当然気に入ったものはちゃんと購入するのだ。 格闘技ファンなので前田日明の動向が気になるし…。 今月のレコードコレクターズはレイ・チャールズ特集だった。 ぶらぶらと雑誌を観察していたら、ちょっと面白い雑誌を見つけた。 「月刊ランティエ。」創刊第二号。 あの角川春樹事務所が発行元である。 キャッチコピーは~退屈でない人生を求める男たちへ~ いわゆる「こだわりの雑誌」のようである。 あの熟年向け雑誌の「サライ」と平凡社で出していた「太陽」を併せたような中年向け雑誌のような趣きだ。 第二号の大特集、高等遊民無頼帖~「生涯不良」で生くべし。 ニヤリとして思わず買った。 まず不良の定義はこうである。 「不良とは精神の無頼性を持ち続ける者であり、自らが信じる道のために魂を張ろうとする人間に与えられた称号である。」 不良であること七箇条 1.自由でヤンチャで無頼なる者を云う。 2.文化的素質を持つ者でなければならない。 3.お洒落で我がスタイルを持っていなければならない。 4.色香を持ち、女にうっとりもさせなければならない。 5.「破滅性」をはらんでいる者のことを云う。 6.「少年っぽさ」を持ち続ける者のことを云う。 7.都会的で優しさを持ち合わせなくてはならない。 そしてこの雑誌流に無頼人物録を紹介している。 作家関係では当然に太宰治や吉行淳之介さん、中上健次、色川武大(阿佐田哲也)井上光晴さんらが紹介されていた。 最近では亡くなったが中島らもさんが大きく写真が掲載されていた。 しかし実に角川春樹的アプローチで面白かった。 個人的にはリスペクトしている深沢七郎氏の名前がまったくでてこないのは残念だったが。 清原和博も取り扱われていたけれども、なんだかな~。 清原と長渕剛の関係はボクにとってはキモイですから。 ボクは七箇条では6番目しか該当しないけれど男としてはやっぱり少し憧れるけれどね。 つまり皆なそれぞれ強力な精神の無頼性を持ち続けている唯一のブランドなのである。 ボクは自分のブランドが欲しいなと思う。 どういう人に成りたいですか?という質問の答えは自分が死んだ時にどう皆なに言って貰いたいのかという事なのだろう。 つまり「あの人は本当に働き者だったねえ」とか「とにかくあの人はいつも微笑んでいたよねえ」とか「とにかく優しい人でしたね」その形容がその人なりな訳だ。 ボクは「とにかくユニークで面白かったね」と言われたい。 「いったい彼はどういう人だったのかな?」とか「普通の人だったね」とか言われたくないな、それではブランドにならないからね。 でもそれもれっきとしたブランドなのかな。 で、最近思っていること。 恥ずかしいけれど「本当に心の優しい人だった…」と言われたいなと…ちょっとばかし…どうだろうねえ。 でも不良ってけっこう優しかったりする。 無頼には男気があるわけだ。 子供の頃、反抗期のころ母親にグジャグジャたてついたら、母親が悲しい顔でこんな風にいったことがあった。 「…おまえは本当に不良になっちまったのかい…」 そのときの不良の言葉の重さといったら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年02月17日 03時09分06秒
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