テーマ:ライフスタイル(294)
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土曜日ようやくSちゃん宅にかつての仲間ボクら四人が勢ぞろいした。
去年の夏ボクは個々の仲間と十数年ぶりに劇的な再会を果たした。 その後それぞれの組合せで何度か会ったけれど全員揃い踏みは初めてのことだ。 Sちゃんが用意してくれた「きりたんぽ鍋」と「ちらし寿司」に個別に持ち込んだ飲物とつまみで朝方近くまでダラダラやった。 とにかく皆な興味の範囲が共通しているので話しは尽きないのだ。 Sちゃんちのインコのチャコちゃんはリビングルームを「おらも仲間に入れてくりぃ!」とばかりにはしゃぎまわった。 何故かチャコちゃんはちらし寿司の錦糸玉子が気に入ったらしく夢中になってそのくちばしで摘んだ。 ボクはどうやら小鳥というのは観賞するものだと思い込んでいたらしい。 こんな小さい生き物でもちゃんと脳みそがあるのだ。 そしてそれなりに思考して人を選ぶみたいだ。 仲間たちの肩に乗って耳元で何かを主張する。 どうも人によって声の調子が違うらしい。 ボクの場合は「ギャッギャッ」でHくんには「ピチャピチャ」となぜか優しい鳴き声だ。 たぶんお気に入りなのだろう。 こんなにインコって可愛いものだとは知らなかった。 とにかく調子付いてくるといろんな人の言葉を真似て断片的に話しはじめる。 チャコちゃんはそうやって時には糞をこぼしながらピイピイはしゃぎまわった。 そのうち鳥かごに収めて布をかけてやったら直ぐにおとなしくなった。 小鳥もまた犬や猫と同じように人と共存する生き物なのだと改めて感じた。 そしてこれもまた愛情の注ぎ方次第で実にのびのびと人と接する事が出来るのである。 単純にインコを飼いたいとふと思った。 飼い方次第で10年ぐらい生きるらしい。 ひとりのアパートがたまに寂しかったりするのだよ。 そして音楽漬けにして何か歌わせようか…。 Sちゃんちで午前中ホットケーキを皆で焼いて食べた。 昼ちょうどに帰宅、直ぐに風呂を沸かして入った。 寝不足のボクは湯船に浸かりながら何度も居眠りをして溺れそうになる。 なんか息苦しいと思ったらブクブクと口まで浸かっていた。 風呂から上がったボクは眠らずに事務所を開けにいった。 3日の不動産広告の反響ははなはだ悪かったので何かをせずにはいられなかった。 気休めに事務所を開けてストーブに点火しぼんやりしていたら強烈な睡魔に襲われる。 眠ってはなるものかと洗面所にいって何気なく自分の顔をみたら四重まぶたになっていた。 今度、出演する「2005春うららコンサート」の案内がFAXが入っていた。 ボクの紹介が孤高のシンガーソングライターになっていた。 孤高…なんか寂しい感じがする。 よく分からないものは、つまりみんな「孤高」になっちまうのかな? 確かに自分がやっているような歌は誰もやってないしね…。 ボクは何を表現したいのだろう? 自分の音楽は歌はあのインコのチャコちゃんのおしゃべりように人に伝わらないのかもしれない。 かえってインコのチャコちゃんの方が人を楽しませたりする。 「だからその…ブツブツ…」 そうやってボクはたかだか30分か一時間ぼんやりしながらぼやいた。 「だからその…ブツブツ…」 やっぱりチャコちゃんの方が偉いわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月08日 02時33分43秒
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