カテゴリ:本
ブームが去った頃に図書館で借りれなかった本を読む。
これが最近のジョンリーのブック本の読み方です。 で、面白かったら購入する。 ま、春樹の本は面白いので結局購入しちゃうんだけどね。 行定勲監督の映画話を書こうかとも思ったが、今日は「1Q84」 予定調和はつまらない。また悪い癖が出た。 村上春樹のこの本を読むには今しかない。時間はたっぷりあるからだ。 毎度の事ながら最初の20Pを我慢すればこの人のワールドに吸い込まれていく。 「アンダーグラウンド」からずっと春樹はオーム教に対してずーと書き続けている。 前作の「海辺のカフカ」にもそれは表現されていた。「1Q84」では更にそれが克明に小説としての題材として描かれている。「ノルウェーの森」でも共同コミュニティの話があったが今回は「さきがけ」 これが結構不気味に描かれている。 ワクワクする展開だ。 ブックス2の234pに差し掛かった所で天吾の彼女とヤナーチェックの「シンフォニエッタ」を聴くシーン。ルイ・アームストロングがw・Cハンディのブルースを集めて歌ったレコードの話がある。 ここでクラリネットを吹くバーニー・ビガードの話が出る。ジャズ・ファンにとってはたまらない話だ。彼女は天吾に向かって 「バーニー・ビカードは天才的な二塁手のように美しくプレイする」 村上春樹を読みたくなるのはこういう音楽の話がよく出るからだ。 小説家としては中上健二と村上龍と伊坂幸太郎くらいしか思い出さない。 スィング・ジャーナルも廃刊となりジャズのパワーが消えかかろうとしている 昨今であるが、いいものはいいんだ。 さて青豆がこれからどういう形で「さきがけ」のリーダーに会えるのか・・ 天吾と青豆はいつ遭遇するのか・・ 失踪したふかえりは今どこにいるのか・・・ 「1Q84」の意味も分かったし、後は読みふけるだけだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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