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ジョンリーフッカー

ジョンリーフッカー

2014.12.26
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村上龍の中篇小説本を読む前に、NHKテレビで「結婚相談所」「空を飛ぶ夢をもう一度」「トラベルヘルパー」と言う題名のドラマを見た。年代と近かったこともあり、身につまされる内容ばかりであった。その中でも、リリーフランキーが出演した「キャンピングカー」のドラマは趣味の面、生き方の面でも近い感じがして、どうしても内容を読みたくなっていたこともあり、あきる野中央図書館でレンタルをしてみた。

小説の中には、早期退職、営業、コーヒーが好き、キャンピングカーで日本中を回りたいと言ったキーワードが随所にちりばめられていて、主人公富裕太郎の営業に対する考え方、「営業に必要なのは体力と、商品知識と、コミュニケーションスキルで、業種には関係ない」その思考が同じなので、ついニヤリとしてしまった。主人公は私と同世代であり、再就職にトライしていくが、なかなか決まらず、いかに自分がアマチャンであったか思い知らされるシーンが何度も繰り返されある意味での共感を覚えた。そういう展開になるだろうとは予想していたが、まったくその通りになっていく主人公を見て、龍さん、よく人間観察して書いているなと感心してしまった。

籠もりがちになった富裕に、友人、駒野が「どこでもいいんだよ。家の中にずっといるとわからないが、外出して寒い中、家に戻ると家が暖かく感じるだろう」話すシーンがある。「ああーなんかいいなあ、人生をどう生きていくか、頭で考えるより外に出て体験、体感してみるとわかる」正に応援歌のようなセリフであった。

全編読み終えて感じたことは、「ようこそ人生を」と言う題名通り、家庭、夫婦、恋愛を通し重要なのは、龍さんもあとがきで言っているように、「その人物が、それまでの人生で、誰とどんな信頼関係を築いていくのかという事がとても大事なんだ」って事。

早期退職後、考えてきたことは、収入以上に「好きな事をやろう」が人生のキーワードであった。そのキーワードさえ、ぶれなければ、どんな逆境にあっても何とかなる。

人生は常にチャレンジである。それは企業のありかたであっても同じだ。生き方において最初からサクセスストーリーを描いた内容より挫折から這い上がってくる生きざまは、共感を覚える。





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最終更新日  2014.12.26 18:55:20
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