カテゴリ:漫画
読み進めるうちに、まだらだけどこの本は以前、手に取って読んだことがあると思い出した。
ただそれが小学生の頃なのか、もっと先になってから読んだのかはっきりしない。 記憶に残る漫画である。 後先になるがこんな気持ちになったのは「寄生獣」いらいの事である。 色々書きたき事はあるが、一番頭を占めているのが「差別」という問題である。 ぴかドンで顔がケロイドになった女性がいる。 心の中身は何も変わっていない。でも、気持ちが悪いと言って多くの人から差別を受ける。 これを自分に置き換えた時、果たして普通に付き合えるのか・・・ 正直自身がない。 これが差別という感情であると思った。 あの場所にいなくて良かった。 あの時代に生まれて来なくてよかった。 アメリカを憎むこともなく、B・Bキングが逝去したことに対して哀悼を述べたくなる、時代に生まれて良かった。 この漫画は事実に基づき本当の事を作者がしゃべっている。 右翼から「やばい、刺されるんじゃないか」と思うような事を堂々と描いている。 それは白土三平の「カムイ伝」とはまた違った権力に対する怒りに満ちた言葉である。 絵がなんとなく嫌いだったので図書館に置いてあっても読もうともしなかった。 自己反省である。 漫画だからこそ、文字だけでは伝えられない表現がある。又漫画であるからこそ多くの人に読み継がれた。島根の図書館は制限を加えたそうであるが多くの人から反発の意見が寄せられた。この漫画に制限を加える事は絶対にあってはならない事である。 齢を喰ってしまったか、再びこの漫画に出会えた事に感謝。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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