ものすごーく細かい英語のニュアンスとpet peeves。
英語の話。このところ英語教えたがりのガイジンと飲むことが多いのだけど、ついでなので「文法的には間違ってないけど、ネイティブとしては、なんか変。 なーんか気になるんだよね。」みたいな表現をポチポチ教わってます。ちなみに。そーいう「人によっちゃーどうでもいいっていうかもしれないけど、 おれにとっちゃーなんか気になる」っていうのを pet peeves というそーです。アメリカ英語。日本語で言うところの「全然・・・」に「ない」などの否定系がむすびつかないのは何か、気になる・・・みたいなもんかな。というわけで、おぉ、と思ったものを簡単に紹介してみる。1.ofがキモチ悪いとき日本語の「の」に相当させてなんだか使いやすい「of」。それでもいろいろややこしい。例えば・・・cost of living は違和感ないし、living cost といっても問題ない。でも、grammar of English はキモチ悪くすぎて、English grammar であるべき、なんだそうだ。2つの単語の相関が強い時はof でつないじゃなーんかキモチ悪い・・・んだそうだ。(この場合、grammar という単語がEnglishと相関があるから、だって。)僕にとっては実は「わかったような、わからないような?」なんだけど、このニュアンス、わかります?2.省略形で意味が変わるcannotがcan't よりも意味が強いってのはある程度勉強してみると分かってくる話だけど、まあ、そうなんだ。さらに、リエゾンなど単語同士の連結を取りはらって話すと図らずもかなり強い意味になるので、ちょっと注意しよう、という話。例えば、I don't want it. (あいどんうぉにっと)をリエゾン付きで言う場合はまあ、それなりに丁寧・・・というか友達同士の話って感じがするんだけど・・・I DO NOT WANT IT.(あい どぅー のっと うぉんと いっと)と、一単語ずつ、省略なしで言う場合はかなり怒り口調に聞こえる。まー、これは、海外ドラマとかを英語で観てみるとわかるよね。I don't want it. Seriously, I don't want it.Well, I DO NOT WANT IT. I mean it!みたいな。これは「普段はlazyな英語をはなすじょんどーが 急に単語をひとつひとつ話し出すと『あれ?』と思うから 気をつけたほうがいいよ」ということなのであった。(わざとそうしているのかとおもった、ということらしいが、 実際は、単に「あれ?英語、これであってたっけ?」という 自信のなさがなせる業なのであった。)みなさんもおきをつけあそばせ。3.should have, could haveのつかいわけshould've could've もね(やるべきだったのにやらなかった)やるべきだったなあ・・・(できたのにしなかった)やることもできたなあ・・・な後ろ向き表現、should have done, could have done。高校とかのまじめなお勉強の時間では難関表現として習った気がするけど、そこは後悔は多めのmy life(元ネタ分かるかな)。サバイバル英語では使うこと、結構、多いのである。しゅどぶだん。ただ、could と should、きちんと使い分けないと失礼になるよ、自分のことを話す場合も後悔の念の伝わり方がかなりかわるよ、だそうだ。簡単に説明される場合にはshould have doneのほうが後悔の念が強くてcould have doneの場合は失った機会の話をしているとされるけどね。ま、ここらへん、細かい使い分けについては各自調べてみてちょ。ただまあ、確実に言えるのは主語をYouにとったとき、You should've done ならともかく、You should have done と言ってしまうとかなり強い意味になるから、相当に非難したい場合じゃないとそれは言わないよ、だそうだ。逆に、I should've はカジュアルに言うけど、後悔をの念を表すならそれじゃ不十分、だそうだ。(略すな、だそうだ。)さらに could have はだいたい、ほかのオプションなり選択としてそれを取りうるシチュエーションがあったことが双方の認識として共有されていることがふつう・・・なんだだそうだ・・・?ふーむ。聞けば聞くほど分からなくなるような?てなかんじでいろいろ「あ、そうだ、あれってどうなの?」みたいなのとあわせていろいろ教わっております。こうやって「文法的には間違いじゃないから指摘しなかったけどさ・・・」みたいな表現をきくと、「英語にもいろいろ細かい世界があるのね」とか思っちゃったりするね。ま、このネタ、また集まったら続く、ということで。