ここ数日の小学生たちの貸出し本の中で、何度か(この本は早過ぎないかな? 小学生らしくないかな?)なんていう心配を抱きました。「黒い雨(井伏鱒二)」「水滸伝(北方謙三)」などが、その典型ですが、自分には合わないな、と感じた子は次の日にはきちんと返却して「ロビンソンクルーソー(デフォー)」を借り直したりしているので、教員があれこれ必要以上に本の押しつけをしないように気をつけようと感じています。
「小学生のための読解力をつける魔法の本棚」(麻布学園国語科教諭 中島克治)を読んだら、高学年向けのおすすめブックリストに「白鯨(メルヴィル)」「点と線(松本清張)」「壁(安部公房)」「潮騒(三島由紀夫)」「家族八景(筒井康隆)」などが紹介されていたので、杞憂に過ぎないのかなーとも思うのでした。
2日間の貸出しリストです。
7月4日
・ロビンソンクルーソー(デフォー)
・かいけつゾロリ×3冊
・パスワードのおくりもの
・若草物語(オルコット)
・水滸伝(北方謙三)
・空想科学入門(アシモフ)
・横道世之介(吉田修一)
7月5日
・かいけつゾロリ×3冊
・消えた交換日記(さとうまきこ)
・ピンクのバレエシューズ(長谷川たかこ)
・ルパンの大失敗(ルブラン)
・中田英寿 鼓動(小松成美)
・天使のパス悪魔のゴール(村上龍)
・ロビンソン・クルーソー(デフォー)
・ブラックホール(ブルーバックス)
・黒い雨(井伏鱒二)