モンゴール兵の蹂躙とも等しい大侵攻がセム族を襲う。
「おおーーやめて、お願い、やめて! かれらがなにをしたというの、かれらに何の罪があるのーー何ということ……何ということを!」
一人で幻の地へ行ってしまった、豹頭の戦士の一か八かの賭けは、どう転ぶのか…⁉︎ 辺境篇・堂々と完結。
爽快な読了感。さて、これからの物語の行く先は?グインに聞いてみた。
「わからん。先のことは、俺にもまったくわからんのだよ。ーーただ俺にわかるのは、たぶんものごとはかくあるべくして、かくなってゆくのだろう、ということだけだ」
辺境の王者