小島さんが育児休業中に、養老先生と子育ての本を出したい、と鎌倉へ押しかけてから8年。2011年の10月に完成した対談本。主に、二人の子供の母である小島さんが「昆虫バカ」の養老さんに質問し、先生がそれに答えるという形式で進む。
「子離れなんて、できなくていい」
「それでもお受験、させますか」
「どんな花だって、世界に一つ」
「おカネとエネルギーに依存しない幸せ」
の四章を経ての二人の結論は、
養老「子を思う親の気持ちは、時代も洋の東西も問わない。ひたすら可愛がるのは親のエゴだと言われるかもしれないが、そんなことを気にすることもない。親が子供に本当の愛情をかけていれば、それでいいではないか。」
小島「どうやら生きていることは、中途半端で不完全なことらしい。でもその中で時々、どうしても確かだと思えるキラキラしたものと出会うことがある。それで十分だということを、子供に教えてやりたい。」
ということ。とても勉強(参考)になりました。
絵になる子育てなんかない