「いまSEALDsという学生たちの組織、彼らが行っている社会運動、あるいは政治運動が、大きな話題になっている。彼らは、毎週のように、国会前まで出かけて、政府が通そうとしている〈安全保障〉に関する法案に反対の集会を開いている。その集会への参加者はどんどん増えていった。こういうことはずっとなかった。この国では、なにが起っても、学生たちが、政治的な運動を起こすことは、ほとんどなかった。あっても、小さくて、みんなが気づくようなものじゃなかった。いったい、どうして、そんなことになったんだろう。そして、そのことをやっているSEALDsって何なんだろう。彼らは、風通しのいい社会になったらいいのに、と思って、運動を始めた。 そのことに、ぼくは、深く共感している。なぜ共感しているかは、この本を読んでもらえると、わかると思うんだ。」と、タカハシ先生は話す。
無知とはモノを知らないことではない。疑問を発せられない状況のことだ。
【中古】 民主主義ってなんだ? /高橋源一郎(著者),SEALDs(著者) 【中古】afb