ビーンハート日記extra
しばらく広場の更新をお休みしていましたが、子供の春休みを利用してオーストリアのウィーンへ行って来ました。と行っても我が家ではお約束の激安ツアー。往復の航空券とホテルの宿泊だけで、他は何もついていないので空港からの移動も自力。ドイツ語圏とは言え主要な場所は英語が通じるのであまり深く考えずに出発です。と言う事で今月の日記はウィーンで出遭ったスイーツや色のお話を画像と共にアップして行きたいと思います。第1回はスイーツ編の前編です。我が家の旅行は1都市滞在で徹底的に歩く(もちろん治安がいい国だけですが)のがお約束。今回はウィーン1区と呼ばれる旧市街地に絞込みました。妻と娘のリクエストで初日はホテル・ザッハーでザッハートルテを食べると行った、かなり「おのぼりさん」的企画。私もモンブランの日記を書いている事ですから取材的切り口で。ザッハートルテ、ここウィーンでも「元祖」と「本家」(?)のバトルがかなり前にあったようで、市内の「デーメル」と言うカフェとの間で商標を巡る争いがあったとの事。詳しいお話はほとんどのガイドブックに書いてありますので省略して、さっさと食べに行きましょう。こちらはあくまでもホテルの中のカフェ。入り口のドアを開けて席に案内してもらうために立ち止まっているとウエイターさんからコートはクロークにお預け下さいとの事。家族4人ともにしっかり着込んで街歩きをしてましたので奥のクロークでコートを預けます。料金は0.9ユーロと小さなプレートに書いてあります。身軽になった所で席に案内。運良く窓際の一番端が空いていて街を眺めながらの休憩です。メニューは席に置いてありますがザッハートルテはお約束。で、問題は飲み物。大人はメランジェ(カプチーノ)子供は物珍しさでマリア・テレジアを頼んだのですがウエーターさんから「こちらはは大人二人の方ですね?」と聞かれました。「いいえ、子供二人が・・・」と答えると、リキュールが入ってますからダメとの事。子供に説明するとじゃあアイスコーヒーとの事。それではアイスカフェがいいでしょうとの事でお任せする事にしました。夢にまでみた・・・と彼女らは言うのですが、ザッハートルテが運ばれてきました。驚いたのはホイップクリームのボリュームの大きい事。ケーキといい勝負です。甘すぎるものが苦手な私はたじろいでしまいました。しばらくするとメランジェとアイスカフェも登場、さっそくケーキのお味見から。まずクリームにスプーンを入れて口に運ぶと全く甘くないのです。生クリームに砂糖を入れずにホイップした事なんて今までありませんでしたが、本当にホイップできるのでしょうか? 外見との違和感ありありです。さて主役のトルテですが、本場ザッハートルテは本当に甘いので覚悟するように言われて来たのですが、スポンジ部分は甘さが強すぎる事もなく、また重過ぎる事もなくて私向き。アプリコットジャムの量も適量です。でも一番の魅力はチョコレートのコーティング。ちょっとヘンな表現かもしれませんが、チョコがサクサクしていて口どけもよくて本当に絶妙! 口の中が甘くなりすぎたらクリームやコーヒーでちょっと休憩、そしてまたトルテ・・・堪能しました。さて子供たちが頼んだアイスカフェはビッグサイズ! 背の高いパフェ用のグラスの中にバニラアイスを入れてそれに冷たいモカを入れて作るそうです。さて最後はお会計ですが、こちらではテーブルでのお支払いがお約束との事。「お会計を!」と声をかけるとレシートをもってきてくれます。トルテ4個にメランジェ2杯、アイスカフェ2杯で37ユーロ。チップを3ユーロにして40ユーロ(約5,600円)を渡して席を立ちます。さて、クロークに預けたコートですが、こちらは一人分が0.9ユーロ。すべて合わせるとお支払い額は4人で約6,100円、一人1,500円強ですが価値はありますね。ホテルを出ると壁面のショーウインドウにはザッハートルテのお持ち帰りセットのご案内。マスコットの可愛いベアもディスプレーされていました。スイーツ編はこれくらいにして・・・なんと言ってもオーストリアといえばスワロフスキーの故郷! 次は母国で最高位に位置するスワロショップ、ウィーン ケルントナー通り店のご紹介を予定しています。