分娩費について
どうしてもこの話を私の中でまとめたいので、書きます。分娩費用、まず、母子に何かあったら払いたくない!とはおもっていません。結果で考えたいなんておもっていません。医療を受けた以上、支払うべきものだともおもいます。また、現在の分娩費が安すぎるというのも、色々な方の意見を聞いて理解出来ました。私のそもそもの疑問は、医療の施しを受けられないのに、健診なども含め、どうして病院に支払う額と大差がないのか、です。H助産所にはH助産しかいません。家族が一緒に住んでいるけど、挨拶をするくらいで、一切関わりはない。病院では、時間帯にもよるとはおもうけど、リンズのときもダンジのときも、常に助産師は3名いました。更に、医師も最後は立ち会ってくれました。それでも、分娩介助料金(正確には、『分娩介助料他』)は230,500円。H助産所では陣痛が来てから入所、お産までの時間にもよるとはおもうけど、基本的には産んだらその日もしくは翌日に帰るから、約1泊の見積もりで26万円と言われていた。実際にそこで産んだ人の話でも、陣痛からお産までが夜明けだったから、一応1泊、夕方には帰って26万円だったそう。これでは病院が赤字になるって言うのはよく分かります。更に本音で言えば、助産院の内容によっては凄い儲けではないですか?H助産所では私のとき、3人重なっていて、他二人は1泊です。多分、26万円支払ったのでしょう。私のお産がもし問題なく終わっていたら、26万円ほど支払っただろうから、単純に計算しても78万円。食事は…正直言って、ろくなものは出ていなかったとおもう。私たちの場合は、食べたのは1食のみ。それも、スーパーで半値になったお惣菜と、ご飯と、旦那は生卵を食べていた。更に、微弱陣痛という状態の中、H助産師は隣室で旦那さんと眠っていたから、正直、些細な不安も語ることは出来ない。病院は完全に24時間の体制を保とうとしている。この差があって、それが料金に反映されていないとおもう。助産院によっては、助産師を複数名雇ったりとかしているから、そういうところの場合は経費が掛かっていることはわかる。勿論、H助産師の場合も経費はかかっているとおもう。でも、子供の命は優先されず、私は経験ないけど、母体も優先されない可能性を感じるようなところまでもが額だけはしっかりとっていうのが許せない。助産院と病院の差を知るほどに、どうして料金だけは病院と差が少ないのかが疑問なんです。もし、仮に今の病院での分娩費用が安すぎるからだということで、病院での分娩費を適した額に値上げしたとして、助産院は据え置きでしょうか。まぁ、お金のことを言うのは品がないとおもわれることなので、こうもしつこく語る私は余程の下品な奴なのかもしれませんが、琴子のときの件とリンズ、ダンジのときに支払った額、また、身近の友人知人たちが助産院に支払った具体的な額を聞いていると、どうしても納得できないのです。それぞれが納得しているから構わないじゃないかという方もいるとおもいますが、病院の明細を見ると、『健診・児保育料』があり、これが4万5千円です。ダンジはチアノーゼが出たので、モニタ装着を24時間しましたが、それも含めてです。生まれてから退院までの間に、心臓疾患がないかとか、しっかりと見てくれていました。小児科医の説明も2度もしっかりと聞けました。助産院ではどうでしょうか。どこで産もうと、亡くなってしまうことはある。最善を尽くしても悲しい結果になってしまうことがある、ということも承知しています。命はお金では買えないというか、琴子はH助産師が返金してきても、生き返りませんでした。H助産師が返金してこなければ、それはそれで返金を要求した可能性はかなり低いです。ただ、助産院でこれから産もうとしている方に私が言いたいのは、「分娩費は病院並だからって、命の保障までもが同等ではないよ」っていうことです。これが言いたかったのです。