二度寝、昼寝、うたたね妻。

最近、歳をとったせいなのか、
はたまた、
あまりにものんびりと過ぎてゆく時間に頭がイカれてしまったのか、
ヤケに樹々を観察することが増えた。。。

でもたしかに、
東京の樹々たちとは違って、
みな大きく深呼吸をして楽しそうにしている樹が多い。


これも街路樹。
大きいなぁ～！！！
夏は灼熱なアンダルシアでは、
こういう大きな樹が大活躍。
快適な木陰を作ってくれる。


イヤリングのように、
ゆらゆらと実が揺れてる樹。
ライチに似てるな。。。とやっぱり食べ物思考なかんかん。。。


葉の落ちた枝だけの樹も、
なんだか風情があって悪くない。

樹々フォトグラファー、
しばらくハマりそうです。



さて、きのう、バスに乗って１人でおでかけしたんですけど、
へんなアンチャンたちが２人乗って来て（日本で言うガラの悪いオニィチャンって感じ）、
アホ話を大きな声でしてました。
まーちょっとロレツが怪しめだったので、マリファナでもやってんだろなーぐらい思って横目で見てたんですけど、横目で見つつ、話している内容がたまに笑えるので、

耳はダンボ状態で盗聴。（笑）

そのアンチャンたちの目の前にいた女子は、
有名人のスキャンダルばかりが特集された雑誌を音楽を聴きながら読んでいたんだけど、
急にアンチャンの１人がその女子に、

「ねぇねぇ～、それ、どこで売ってんの～～～？？」

と話しかけました。。。。が。。。。
女子は音楽を聴いていたため聞こえず。

すると女子の隣にすわっていたおばさまが、その女子の肩をチョンチョンっとつつき、

「その雑誌どこで買ったかって聞いてるわよ～。」

と。
日本じゃまずこんな怪しいアンチャンたちなんて無視するだろうな。。。と思うんだけど。
まぁご親切におばさまはその女子に伝える。

「はっ！あぁ、これ？？これその辺のキオスクでも売ってると思うわよ。」

とまぶしいスマイルで答える。
アンチャン、親切に教えてもらえたもんだから喜んじゃって、

「そーかそーか、じゃーオレも後で買おー。サンキュー★」

みたいな感じでご機嫌。
とまぁアンチャン２人、またバカ話に戻ったかと思ったら。。。。。
なんと。。。。。。。。。。。。。。



「ねぇ～、日本人でしょ～？？？」


．．．．．．。えっ？？あたしっすか？？？あたしに聞いてるんすか？？？？？


どうみてもわたしの顔をアンチャンたちはニコニコ顔で見ているので、
はい、今度のターゲットは。。。。わたし。。。


わたし「うん、日本人だけど。。。。」

アンチャンＡ「あー、じゃあさー、セビジャーナスとか踊れちゃう？？」
注意：セビジャーナスとはセビージャの踊りで祭時などに踊るフラメンコ。

わたし「踊るけど。。。。」

アンチャンＡ「やっぱねー。だってさー、日本人がたくさんここにフラメンコ習いに来てるってテレビでやってたもん。」

わたし「ですな。。。」

アンチャンＢ「おれさー、日本語しゃべれちゃうよ。聞いて聞いて！
ワタシハ　ヤクザ　デース！」

わたし「はっ、、、ははは。。。。（苦笑）」

アンチャンＢ「ほれー、笑った～！意味わかった～？イェーイ、日本語通じた、オレってスゲーーー！！！」

わたし「．．．．．。（もっとマシな例文ないんですか、ニイサン。。。）」

アンチャンＢ「ところでさ、やっぱフラメンコしにきてんの？？？」

わたし「．．．フラメンコはやってるけど、結婚してんの、セビージャの人と。」

アンチャンＡ・Ｂ「おおおぉぉぉ～！！いいねぇ～！！！」

となりのおばちゃん「あら、いいわね。」

ちょっと離れたところにいたおねえちゃん「ニコリ。」

．．．．．．．．．．．．．．。

そしてアンチャンたちは、あばよーーー！！といって消えて行きました。
なんだったんだか。
でも、なんか日本女子がセビージャに嫁いで来たことを、少なからず４人は嬉しく思ってくれたようなので、ちょっと歓迎された感じがして嬉しかったバスの中。


そんな日の帰りはこんな夕焼けでしたとさ。