秋の終り
日差しが静かだ。
夕方、だいだい色になった街が秋の終りを教えてくれる。
窓の外を眺めていた。
落ち葉の色と同じ服を着ていた。
子供が私を見る。
赤ん坊が私を見る。
昔から、必ず、ヤツラにガンつけられる。よっぽど興味深い顔なんだろうか。
当然、私だってガンとばす。別に、悪魔のような顔で泣かせるわけじゃない。でも、
気のいいオバサマ達のように にっこり微笑んであやしたりなんかはしない。だっ
て、こっぱずかしいもん。
優しいワタシ、を見せているみたいで。
全く自意識過剰な人間だな、ワタシって。だぁれも見ちゃいないのにね。
でも、やっぱり恥ずかしい。
だから、ワタシも見つめ返す。だって、見るんだもん、ずっと。
秋の終りの日差しは、もしかしたら、人を優しく見せてくれるのかも知れないね。<
終>
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Sent: Friday, November 18, 2005 11:14 AM
Subject: 18日の日記