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カテゴリ:読書
誰かと暮らすということ伊藤たかみ/著 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 当たり前の幸せは、当たり前そうに見えれば見えるほど手に入れにくいものなのです。 うまく気持ちを伝えられない不器用な男女、 倒産寸前の店を抱える夫婦、 離婚してひとり暮らしを始めた女性… ひとつの町に浮かび上がる、 著者新境地のハートウォーミング・ストーリー。 伊藤さんと言えば 芥川賞の「八月の路上に捨てる」ですが あれ・・・・だったんですよ。 で、食わず嫌い気味になってまして 久しぶりに読んでみたら、これが良かったんです。 なので、ご紹介。 登場人物は、どの方も ぱっとしない平々凡々な人々。 でも、本当に側に居るってこういう感じの人。 恋が徐々に進んで行くのも すごく丁寧で、リアルで・・・なんか好き。 幸せになりそうな虫(知加子)とセージ。 最後の方の「サラバ下井草」は 恋する二人のほんわかムードにすごく癒され 「誰かと暮らすということ」では ちょっと切ないけど、春は近い今にピッタリな物語で とびとびに出て来る レンタルショップで「お中元」を渡す子供と 真剣に説明する虫ちゃんのやり取りに笑う 「子供ちゃん」 こういう物語を書く人なんだ・・・と すごく衝撃を受けた一冊でした。 かなり好きかも。 食わず嫌いはダメですね。 また伊藤さん読みます。 よかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月07日 17時19分28秒
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