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テーマ:☆★バイク★☆(8150)
カテゴリ:ツーリング
前回☆末無川クエスト☆の続編。
水の流れがいつの間にか消えてしまい末がわからない川 「末無川(すえなしがわ)」を捜し求めて鹿島神宮へ到着。 とりあえずバイクを歩道に停め、大きな石造りの鳥居をくぐり 参道脇に掲げられた神宮の地図を見上げてみるが…うう、川なんて描いて無いぞ。 でも確か神宮の森にあるって聞いたから(後に聞き違いと判明…)適当に 歩いてれば見つけられるはずだ。 大きな2階建ての楼門を抜け、森の入り口へ。 さあ行くぞ! う~む、この道は何度も通ったことがあるので川が無いことは知っている。 あるとすれば、御手洗の池へ辿り付く大通りから脇にそれた森のもっと奥に違いない。 急に人の気配が消えた。誰もいない… 更に進むと倒木が道を塞いでいた。何かの境界線か? あ、ちょっと怖くなったかも… 道はしだいに細くなり何度も枝分かれし、方向感覚が曖昧になってきた。 とうとう森の小道から、けもの道へ変わってしまった。 枝を掻き分け、行く手を阻む蜘蛛の巣を足で払いのけ、さらに奥へ。 この日は折からの強い南風が吹き付けていたが、鬱蒼と茂る木々に遮られて 森の中は空気の流れをあまり感じない。しかし、見上げると巨木のテッペンが 風に揺すられてザワザワと乾いた音を立てていた。 どのくらい歩いたろうか。1時間?いや2時間近くさ迷ったかも。 歩き疲れたので腰を下ろして休みたいトコロだが、辺りは湿っていて座る場所が無い。 真っ直ぐ向いていた目線が疲労のためしだいに下がり、いつの間にか 足元を見ながらトボトボ歩いていた。 おや?倒木の上に何か置いてあるぞ。 なんでこんな森の奥深くにカセットテープなんか落ちてんの? もしかして志半ばで倒れた冒険者の最後のメッセージが 吹き込まれているのかも知れない。 …なんてね。んなワケねーよなぁ、プププ。 いくら歩いても末無川を発見することが出来ず、次第に飽きてきちゃって 変な想像を膨らまして遊んでいたら、急に得体の知れない気配を感じ ハッとして振り向くと、そこには!! ウガアァァァー!! ウガアァァァー!! うわっ、怖えーー!!! おかしなことばっかり考えてるから朽木が化け物に見えてくる有り様。。。 (その場の雰囲気を演出するため画像は加工してありますw) だめだーギブアップ! 歩けども歩けども川なんてねーよ… おまけにトイレ行きたくなってきたんだけど…こんなところで用を足したら 確実に神罰くだるよなぁ…。雷ピシャービリビリでアガガガガですよ。 さっさと負けを認めて誰かに聞いたほうが早そうだ。 トイレに行って、茶でも飲んで仕切り直すか。ハァー… 逃げるように森を出て、疲れて重くなった足を引きずるように 茶屋へ向かって歩を進めたのであった。 ― つづく ― ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 急用で更新が遅くなってしまいました。 あともう1回続くので頑張って更新します~。 次回、完結編。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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