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カテゴリ:ビジネス書
「ゲーム理論」を身近なエピソードから紹介した本です。将棋やオセロのように、相手の出方を考えながら自らの意志決定を行うという状況は、実は私たちの社会活動の中ではどこにでも見られるものですが、このような状況を数学的に扱う理論を「ゲーム理論」と言うそうです。本書の内容を直接ビジネスに生かせるとは思いませんが、ネタとして知っておくと面白い内容が詰まっていました。 タイトルにある「じゃんけんはパーを出せ」は、本書のつかみ。普通に考えれば「じゃんけん」の勝敗は五分五分なんですが、人間がやるのだから実際にはそうじゃないのではと考えた人がいて、統計を取った例があるんですね。 そうしたら、グーを出す確率が高いことがわかった。つまり、パーを出した方が勝つ確率が高いというわけです。この話には続きがあって、相手もパーを出した場合はどうなるのかまで掘り下げています。相手が人だからこそ、答えがあるわけではないが、戦略的に考えてみようというのが本書の狙いです。 ブルーレイディスクに破れたはずの東芝の株価が上がる理由や、普通の女性がセレブになる方法など、大きな問題から身近な問題まで浅く広く網羅していて、事例集としてはわかりやすい本だと思いました。 参考になった内容 ◆ゲームの構造が自分に不利な場合(どうやっても相手に勝てないようなとき)、ゲームの構造自体を変えることを考えよ! 自己採点 67点 楽天ブックス、12/21までポイント最大7倍! ↓↓↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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