毎日大変生活

「今日って、節分やん！！」

「巻き寿司や！！」

「方角調べといてね」
「お寿司についてるやろ。」
「そやね。」

てな訳で、私は、年に一回行くおすし屋さんに直行。
娘はその間にお茶の用意。

行くと、忙しく次々と巻き寿司が出来上がり、
ぜんぶ注文お寿司。
「予約しておられますか？」
と尋ねられた。
予約してない。。


「あぁ！○○さん♪」
と言われて、すぐに、包んでくださった。

家に帰ると、お茶が用意してあった♪

巻き寿司は、切ったらダメ、そのまま、同じ方向を向いて、丸かじり（←丸かぶりなのですね。。。それは、無理だわ。かじらな。。）


今年の恵方は、西南西。
「え～～っと、こっちが、南、こっちが北でぇ。。」
「こっちや！」

てな訳で、本棚の方を向いて、
黙って食べる。
口をきくと、福が逃げる。

巻寿司の丸かじりは、巻寿司自体がおいしくないと、
全部食べられない。

おいしいけど。。

半分くらいまでは、スムーズに、食べられる。
後、三分の一のところから、全員のスピードが落ちる。。

お茶を飲み飲み、
がんばって食べた。

娘の彼氏も来ていて、一緒に食べた。
彼は、途中で、巻き寿司を落としていた。

噴出しそうになるけど、ガマン、ガマン。

みんな同じ方向を向いて、
丸かじりという行儀の悪い事をしている姿は、
とても、こっけいだと思う。

それがまた、おもしろい♪


「ふぅ～～～！！」
何とか口に押し込んで、
飲み込んで、無事に、行事は終わり。

商業主義という話もあるけど、
楽しいものは楽しい。

家族の幸せを願ってこっけいな事をするのもいいなぁ。。

娘と二人だけの家族だけど、
家族っていいな。。
こんなに楽しい時間を、ありがと。



そのおすし屋さんとは、ちょっとした不思議な縁。


ニュージーランドに居る時。

庭で、ハリネズミ発見！
モッコリ、モッコリ、歩いていた。
本物のハリネズミ、しかも、うちの庭に生息(@^∇^@)

息子は
「まっちゃんに! お母さん！！
まっちゃんに、『ハリネズミ見た』って、電話する！！」
と家の中に駆け込んだ。

「えぇ！国際電話やで。あ、あかん。この時間、まっちゃん学校やわ」


そうなんや。。
まっちゃんって、息子にしたら、
大事な事があると一番最初に話したい友達なんや。

まっちゃんと手紙のやり取りをしている息子。
文面は、

「まっちゃん、元気か？」息子、一行。
まっちゃんからの返事は、
「おう！○○も元気か？」まっちゃん、一行。

シンプルな内容の手紙の繰り返し。


それから、まっちゃんとことは、不思議な縁で繋がっている。
ニュージーランドから帰ってきて、
節分、
おいしいお寿司屋さんで有名な所に行くと、
まっちゃんのお母さんがおられた。

私：「なんでぇ？？！！」
まっちゃんのお母さん：「あ、ここ、私の実家なんです。」

しらんかった。。。

それから、毎年、節分にまっちゃんのお母さんに会う。

息子達はもう連絡取り合ってるのか知らないけど、
ハリネズミのおかげで、
私たちは、おいしい巻寿司を毎年楽しくいただいている。


ハリネズミに感謝。。