テーマ:ネバーランドの子ども達(15)
カテゴリ:カテゴリ未分類
授業が終わって、教室の外で、小学校6年生の男の子。
見送る私に、 ヘルメットをかぶりながら、涙声で言った。 「僕、英語に来てて良かった。でないと、どうなってたかわからへん。。。」 そして、帰っていった。 話の発端は、 レッスン中の質問。 Are you happy? 彼は、 No, I'm not. と答えた。 Why? 日本語で言っていいから。どうしたの? 「いじめにあっているから・・・・ 今日は、給食の時、運んでいると、殴られて、 食べ物が床にこぼれた。 『拭け!』って言われて、拭いた。」(そんなこと許されないわ) 「顔がきもいと言っていじめられる。」 「いつも独りぼっちや。」 「塾でもいじめられる。」 それを聞いたほかの子達は、最初、 「殴り返したらいいやん。」 「相手にしなかったらいいやん。」 と言っていたけど、 「もし、自分が、○○君の立場やったら、どう思うの?」 そんな問いに、子ども達は、真剣に考えはじめた。 「そやな・・・・○○君の立場やったら・・・・」 いろんな話が飛び交った。 一人の子が言った。 「心が傷つくところに行かんとき。。」 「塾、やめたらいい。」 すると、他の子が、カレンダーを見て、 「3月までやったら、8回も行かなあかんで」 「それ、あかんな・・」 結論は、来週、 その子が通っている塾まで、ネバーランドの子供達が迎えに行くことになった。 「こんなに友達いるんやで!! って見せつけるんや。」 ○○君はそれを聞いて、 ”I'm happy.” と言った。 私は、授業が全て終わる10時くらいに、 彼のお母さんに来てもらって、話をした。 子どものいじめは、子供同士では解決できないです。 小学生の間に解決しておかないと、中学校になっても、いじめは続く可能性があります。 体力も知恵もついたいじめは、小学生よりももっとこわいですよ。 子どもを守るのは親しかいない。 もし、子供の前に車が来たら自分の事も考えずに、子供を守るでしょ。 そんな、自分の命より大切な子どもが、殴られたり、いじめられたりしている。 それを、黙ってみているなんておかしいです。 いろんな話をした。 お母さんは、涙ぐんでおられた。 いじめは、いじめる方が悪い。と強い信念で挑んでください。 いじめる子どもは、他人の命より大切な物をないがしろにしているんですよ。 気づかせてやらなければ、誰が気づかせるのですか? いじめられた子は、今度、自分が家庭を持った時に、 自分より弱い妻や子どもをいじめる可能性もでてきます。 暴力を使うと人は従うのだという事を、 学んでしまっているのです。 守ってあげてください。 守ってもらった子は、今度は、人を守ることができます。 今週中に、何らかの行動を起してください。 そんなお願いをした。 私は、小学校6年生の子から、直接相談を受けた。 親が言ってもダメなら、次は私が行くことにした。 相談を受けた限り、守ってあげる。 ネバーランドの子供達も、応援してるよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|