テーマ:ネバーランドの子ども達(15)
カテゴリ:卒業生
ニュージーランド語学研修の企画主催している。
いよいよ3月出発。 ホームステイ先が決まり、生徒たちの元に届いた。 向こうの家庭から届いたメッセージを読みながら、 戸惑った子がいた。 「ホームステイ先、片親なんですが。。」 「お父さんも、お母さんも揃っている家庭にホームステイしたいです。」 私は、ニュージーランドの事情を話した。 離婚率が多いこと。 男女平等が一番進んでいる国のひとつであること。 子どもの素直な要望でもある。 「両親揃っているところに行きたい。」 子どもにとって、それは、大切な事だとも思う。 なぜなら、 ニュージーランドのお父さんと、日本のお父さんを比べることができる。 自分と似た家庭に行くのは安心できる。 うちの子供たちが、ニュージーランドの家庭を見て、 いろんな事を学んだ。 いいところも、悪いところも。 その中で、自分の家庭像を作っていった経過もある。 反面。 片親の家庭の中で、いかに家族が楽しく協力し合っているかを見ることも出来る。 ホームステイ先を探す。 いろんな社会の側面が見えてくる。 それを、私達が、どう話すかによって、 子どもたちの片親のイメージが変わってくる事を、 身にしみて感じた。 私は、初めて、 うちには、主人がいない事を話した。 生徒達は、びっくりしていた。 「ウソ。。。初めて聞いた。。。。」 沈黙・・・・・ 「うちの周りにも、離婚して、一人で子供育てている人居るよ」(助け舟的な発言・・) ホームステイから、こんな話になるとは思わなかったけど、 独身でも大丈夫という女性が7割もいるというニュースを聞いたことだし、 このクラスでは、家庭、家族についてじっくり話すときもあるんだろうな。。。 そんな予感がした。 外国に行くことは、英語だけの問題じゃない。 人間の生き方を話すいい機会にもなる。 人はそれぞれの地域、文化の中で人生を送る。 片親であることが、マイナスになる社会ではなく、一つの選択になるような社会でもあって欲しい。 私達が企画する語学研修。 楽しく、有意義でありますように。 その前に、期末と、入試、がんばらねば!! ======= 今日(金曜日)は久しぶりに、 ばーちゃんが帰って来ました。 しかも、手には、ドーナツを持って。。。。。 ニンマリ。。ありがとう♪ α~ (ー.ー") ンーー 帰って来た時間が微妙。。 高校生は期末調べの真っ最中。 中学3年生は、入試模擬テストの真っ最中。 すぐに食べたいのに、食べられない。 ここは忍の字。かな。。。 二つのクラスがひと段落した頃、 ドーナツの時間。 まずは中3から。 「ありがとうございます!」 私は、教室のこの声が好きだ。 隣のクラスに聞こえる声で、ありがとう。 高校生達は、分配方法を話し合っていたりする。 勉強だけでは味わえない、幸せな豊かな時間が流れる。 ばーちゃんは、息子の友達。 息子が居なくても、うちの居候をしてくれる。 獣医さんになるのが夢。 夢が叶いますように。。。 ネバーランド。 たくさんの夢が集まるところ。 私は、今日も、そこに住んでいる。 土曜日は高校生のクラス。 期末考査前で、「モテ本」研究会は、期末が終わってからかな。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.02.27 00:47:41
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