テーマ:ネバーランドの子ども達(15)
カテゴリ:悩み
夜中にメールが入ってきた。
「明日学校休んで、化学の勉強をしたいんですが、教室借りていいですか?」 「親の承諾は?」 「じゃ、学校が終わった時間くらいに行きます」 「なんか、迷惑みたいなのでやめます・・・」 時間の打ち合わせをした後、そんなメールが来た。 「誰が迷惑だと言った?決めたなら来なさい。待っています。」 そんなメールを返した。 うちの教室の先輩に化学を教えてもらうことになっているらしい。 ところがドッコイ。。。 机の上には薬の山。。。 「どうしたの??」 「友達関係で悩んでいて、その子の周りの友達(私も含めて) みんな安定剤飲んでいます。」 ン? 詳しく聞くと、とんでもなく気分屋というのか、 私からすると、『境界性人格障害』みたいな感じの子に振り回されている状態。 毎日、今日は機嫌がいいか、悪いか、どきどきしながら学校生活を送っていると言う。ずっと謝っている状態と言う。 「それ、あかんで。それ友達違うよ」 「でも、いい所もあるんです」 「ちゃう、ちゃう。どんないいところがあっても、周りの子が精神的に追い詰められるなんて普通じゃないよ。そういうの、友達って言わないよ」 そんな話をしていると、その友達の事を思い出して、体が震えてくる。 肩を抱きしめる。 「大丈夫。ここには居ないからね。」 他に来たのは、2人。 先週振られて涙ぐんでいる子。 自宅謹慎中の子。 なんやかんや話しながら、励ましあったり、 嘆きあったり、勉強したり。。 お腹すきまくり、ピザを注文。 みんなで、食べながら、 優柔不断とはどういうことか、 男子校、女子高、共学の実態。 保健体育のテスト調べもしていたので、エイズの話もした。 12時ごろ娘が帰ってきて、 「どうしたの?教室の雰囲気、悩み相談みたいになってるけど。。」 「そうなんよ。。」 はぁ。。。。 私も思わず、自分の悩みを言ってしまいそうになった。 「ネバーランドは、夢の島や。大好きや」 そう言って、帰っていった子供たち。 いつだってネバーランドは開いてるよ。 休みにおいで。 勉強しにおいで。 そして、翼が出来たら、飛び立っておくれ。 愛を大切に出来る人間として、飛び立っておくれ。 そして、遊びにおいで。 ネバーランドはいつだって、待ってるよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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