カテゴリ:教室にて
この仕事をしていて、今日は初めて、途方にくれた言葉が返ってきた。
中1、教科書の音読テストの日だった。 みんな楽しくやってくれる。 1課を間違い無く、正しい発音で。というのが、課題。 本読みなので、練習すれば、 みんな上手になる。→上手になると自分でもうれしい。 うちの教室の人気のある練習の一つになっている。 でも、昨日は、初めて、本読みを "NO!"と拒否された。 「自分は間違えるから、一生、この教室を出られない。」 と言う。 そんなこと言ってないし、ありえないし。。 楽しくやってるやん。。 何で、そこまで、思いつめるかなぁ。。 「一生ここを出られない」という・・ 初めて言われた言葉に、びっくりして、私、傷ついた。。 「ほら、このページ、上手に読めるようになったやん」 と言っても、納得してくれない。。 『まだ、数回しか読んでいないやん。諦めるの? 数回読んで、読めなかったら、諦めるんかい!!( ・_・)σ゙オイオイ。。。』 (私の心の声) 読んだら上手になるんだよ・・・ (何回読んでも、何十回読んでも、読めない子も確かにいるけど・・) 彼からは、 『どうせ間違えるから読めません!読みません!!』 のオーラが出まくり。。 彼の「間違い恐怖症」というのか、 「間違えたら怒られる」という刷り込みには、とても困った。。 簡単には崩せない。。 すると、隣から、ごく自然に、 「がんばれ!○○!!練習してこのページ、ずいぶん上手になったやん♪」 と同じ教室の男の子の声。 教室の雰囲気が一気に和んだ。。 同じ教室の友だちの励まし、その力の大きさに改めて、びっくり。 私と同じ言葉なのに、同年代の友だちの言葉には、かなわなかった。 子どもの優しさに、感謝。 ~~~~~~ 日本の子供たちって、自虐的なんだけど、 それ以上の自虐的な子どもの出現。 いかに彼の心にタッチできるか・・・ そして、彼の一番いいところをどうやれば伸ばせるか・・・ 何年かに一度、今までに接したことがないような子供が出てくる。 最初はびっくりするが、 その後、そういう子どもが増えてくる。 教室をやっていると、日本の将来が見えてくる。 学級崩壊と叫ばれる十数年前にその兆候は出ていた。 学級崩壊世代の子ども達が、社会人になる頃に、 また、社会は騒ぎ始めるのだろう。 ニートの出現も騒がれているけど、 1994年に「将来の夢はフリーターになること」という中学生が出現して以来、 「働くことに興味が無い。」 「家から出たくない。」 という子ども達が増えていった。 ガラスの心(壊れやすい心)を持った親の出現が最初にあり、 次に、ガラスの心を持った子供たちが現れた。 たくましい親の出現を待っている。 明日からまた、がんばろう。 ~~~~~~ 娘が病室で、おばあちゃん相手にやってもらっている本。 今年度、ITCでも使います。 音読は脳に効果的ですから。 ~~~~~~ ニュージーランドに語学留学したSちゃんから元気な声♪ 「せんせー♪ ホームステイ先に無事に着きました!ありがとうございます!」 うれしいな。 ニュージーランド行きが人生にとって、ステキな宝物となりますように。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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