毎日大変生活

高校入試、この地域で複数志願選抜が始まって２年目。

教育委員会の狙い通りに、受験競争緩和が現れている。

早々と安全な私立に決めたり、
公立高校受験も落ちそうな所へは行かない。


受験前なのに、のんびりしている。


この頃の子は、のんびりしている子が多いのに、さらにのんびりしている。


へばりついてでも、しがみついてでも、がんばろう！！
って子はどこへ行ったのかなぁ。。。
どこかにいるんだろうなぁ。。

そういうお母さんならいるんだけど。。


子供たちは、早々と諦めているように見える。



平等なのか、不平等なのか。。。
成績上位者はそれなりに、
成績中位者は、安全な私立に。


競争のない受験もいいけれど、それなりの競争意識も欲しい。

負けん気も欲しい。


すぐに傷つくプライドじゃなく、
張りぼてのようなプライドじゃなく、


踏まれても、踏まれても立ち上がる不屈の精神を持った、
最後までがんばる、
しなやかでしつこい子が欲しい。


高度成長時代と違って、
そんな人間はそれほど数多く要らないのかもしれない。


子ども達の心がすぐに複数志願選抜制度に添うようになるのがすごいな。
急に競争なしやもんね。
教育の力はすごいわ。


人はいつの日か、負けを知るときが来る。
勝ってばかりの人間はめったにいない。
子どもたち、それぞれにいつかは来るであろう負けの瞬間。

大人たちは、
何かに負けたと思った時こそ、人間の真価が問われる事を、
心にとめておくべきだろう。