テーマ:塾の先生のページ(7843)
カテゴリ:英語との出会い
家庭教師先に行ったのは、1回だけ。
後は、山に登って時間をつぶしていた。 理由は、宿題ででた「1週間でアルファベット(26文字(大文字、小文字))の文字も書けるようにする」 が出来なかったから。 母は、 「今日、行かなかったん?」 と夕食の時に尋ねた。 私は、 「うん。」 と頷いた。 母は、困ったような顔をして、 「いかへんの?」 と尋ねた。 私は、 「行きたくない。」 と一言だけ返事した。 母は、「じゃ、言うとかなあかんな」 と言った。 私は叱られることもなく、家にいてもいい事になった。 泣いても連れて行く母親じゃなくて本当によかった。 そうして、私は、心に深手を負うことなく英語から離れることが出来た。 母に感謝。 (幸いにもあのイケメンとは、そのまま会った事がない) それでも、英語は読みたいと思っていた。 あいうえおを自分で覚えたように、アルファベットはABCの歌から覚えた。 26文字、大文字も、小文字も読み方がわかるようになった。 有頂天♪ さっそく、英語やローマ字を見つけると、大きな声で読んで、 「私、英語読める!!」 と叫んでいた。 横から、兄が、「そんなん、読んだことにならへん。」 と言っていたのを、犬の遠吠えのように感じていた。 アルファベットが読めるようになり、大満足の私だった。 そして、どこへも行かないまま、 中学生になった。 国語が大好きだった私は、英語という他の言語にすごく興味があった。 新しい教科書を手に、さっそく、書く練習もした。 英語の最初の授業。 英語科の担当は「ワッペン」というあだなの先生だった。(本名は忘れました) 顔が本当にワッペンの形をしていたので、感心した。 そして、彼の口から出て来た英語は、アルファベットじゃなかった。 あれ。。。。??? そうして、私の「どうしても英語できない生活」が始まった。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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