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今から8年ほど前ゴルフスクールに通っていたことがある。
そのときよく指摘されたのはミスが連発する時、スイングのテンポが早くなることだった。いわゆる「打ちに行く」というやつだ。 ゴルフというのは不思議なスポーツで、止まっている球をごく単純な運動で飛ばすだけなのに、そのミスショットの種類たるや、バラエティーに富んでいる。スライス、シャンク、フック、ひっかけ、テンプラ、チョロ・・・ これらは僕の場合、最初のちょっとしたミスで引き起こされる「あせり」が原因だ。このあせりが体を支配してしまう。それが連鎖反応でより大きなミスを引き起こす。また、そういうことを意識するとなおさらひどくなる。 さて、今日はゴルフの話題ではなく、本業の調律のことである。 今週はかなり出荷が多く、忙しくなってしまった。調律も早くしなければならなかった。しかしふと我に帰った時、あることに気がついた。 早く調律しようと思っているときはピンを廻しすぎる傾向がある。 ピアノの調律とは、弦を巻きつけているピンをまわす事で張り具合を調整するのである。 だが実際の作業ではピンを「回転」させる意識はほとんどない。実際に回転している角度は多くても5度以内だと思う。時計で言えばせいぜい1~2分ぐらい針をまわすくらいの意識だ。ピアノによっては全く廻さない意識でちょうど良いこともある。 それが、急いでいる時やあせっている時はつい勢い良く廻してしまうようだ。 逆にあまり時間があるという意識がありすぎると、廻さずにピンを捻るだけのよわよわしく狂いやすい調律になったりしやすい。 ゴルフも調律も平常心とある程度の緊張感が大切なようだ。 経過時間 1月 30日 6時間 21分経過 吸った煙草 0本 吸わなかった煙草 612本 浮いた煙草代 122ユーロ 延びた寿命 2日 3時間 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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