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携帯片手に独り言の練習を続けていた僕はいつの間にか当日を迎えていた。それ以前にデュッセルドルフで日本人の仲間を相手に予行演習をして、不安はあまり感じなくなっていた。
4日の午後、ひとまず横浜のホテルで一息ついてからタクシーで会場へ。 「パシフィコ横浜へ」というと、「・・・ってどの辺でしょうねえ。なにしろ広いので・・・」と運転手。 僕も会場が広いことはわかってたが、パシフィコ横浜のBというところしかわからない。「何か、B棟とかって聞きましたけど・・・」「B棟?多分展示ホールですね・・・」 僕は、ドイツ合同ブースは「B棟」という独立した建物なのだと思っていたが違っていた。楽器フェアはひとつの大きな展示ホールの中で、場所によってAとかBとか区切られていたのであった。 会場に着くとすぐグロトリアンブースに向かった。翌日のセミナーの打ち合わせのためであった。僕がついた頃はまだイベントの途中だったのでそれが終わるまで待った。 打ち合わせといってもリハーサル全部するわけに行かないので、部分的にリハーサルしながらパワーポイントの画面を見てもらった。スタッフは特約代理店の丸一ピアノハープ社の社長と技術者3人で、グロトリアンの社長も同席した。 いくつかボツにしていたネタもあったのだが、それらも見せたところ、それもぜひやってほしいというのがいくつかあった。反対に僕がやろうと意気込んでいながらも「やむおち」となったネタもあった。グロトリアン社長からはドイツ語引用文のチェックがあった。 ・・・という感じでプレゼンの進行内容は決まり、案外すんなり打ち合わせは終了。その後、丸一ピアノハープ社の皆さんと食事会。 いろいろ話をしながら思ったのは、僕はいつもピアノを作っていても、出来上がった後どうなっているかは案外知らない。工場を出た後のピアノがどのように成長していくのか、そんな話を技術の方から聞くのはとても新鮮で興味深かった。面白い・・・と思いながらも、突如強烈な眠気に襲われた。飛行機の中でほとんどまともに寝ていなかったので、30時間以上寝てないことになる。 しかたなく、その場はお開きに。ちょうど時間は夜11時。翌日の仕事を考えれば寝る時間としてはちょうど良かった。少々強引な時差ぼけ解消だったが・・・(つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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