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今僕が住んでいるブラウンシュヴァイクという町は、ロマネスクからゴシックの間、つまり800年ほど前の建物などが未だ多く残る町である。
そんな町に見慣れてしまった僕にとって、この横浜の海沿いの町、通称「みなとみらい」へ足を踏み入れたことはまるで“バック・トゥ・ザ・フューチャー”であった。いつもと空を見上げる首の角度が違う。かつてバビロンに捕囚されてきたユダヤ人が空中庭園を見上げた時ってこんな風だったのだろうか・・・と思った。 横浜ははじめてではないが、あれ?と思うことはいくつかあった。そのひとつは東横線の桜木町駅がなくなっていたことだ。偶然その日の夜見たテレビによれば、東急東横線の横浜~桜木町は去年廃止になり、その後旧東横線桜木町駅はグラフィティ・アート、つまり壁の落書きの穴場となったそうである。 さて、4日の午後、横浜に着いた僕はいろいろすることがあった。まず、プライベートだが、用事で関東に来ていた母と涙(?)の再会。でも母も母で忙しかったようで、お互い元気な顔を確認してさようなら~という感じだった。そしてその後はセミナーの打ち合わせでパシフィコ横浜へ。その後は先日の日記に書いたとおり。 翌日、午前の講義を終えた僕は社長たちと外へ食事に出た。 グロトリアンの社長は日本語ができない。だから、僕はいろいろ通訳を買って出ようと思っていた。 しかし、この「みなとみらい」はずいぶん英語の通用率が高いようだ。レストランを探すとき、道を尋ねてもちゃんと返ってくる。当然レストランの中での色々な注文は問題なし。みなとみらい・・・すごい。というより最近日本が英語の通じる国になってきたのだろうか・・・などと思っているうちに注文したパスタ料理が運ばれてきた。見て唖然。 量が少ない! 皿の中央のほうにちょこんと盛られている・・・そんな感じだった。 考えてみればドイツのレストランは1品あたりの量が多い。スパゲティーひと皿でも日本人の女性には食べきれないほどの量であることが多い。それに見慣れていると・・・とはいえ、パスタ料理は見た目のわりにヴォリュームはあるので、僕には十分な量であった。しかし、ドイツ人である社長にはどうだったのだろうか、と気になった。 「少なくないですか」と聞くと、 「いや、ドイツのレストランが多すぎるんだよ」とのこと。 その晩のディナーのときには大分、日本的な量にも見慣れてきたが、食べていてドイツのレストランで得られる胃袋の圧迫感が少々恋しくなる。もっともそんなもの恋しがってるからブクブク太るのだが。 夕食を終えて外に出ると、まだ町は活気づいている。みんないつ寝てるんだろう。ホテルに帰ってからまた懲りずに缶コーヒーを買い、テレビをつけたが、面白い番組がなかったので、ネットにつないで、ブログ(5日の日記)を書いてベッドに横になった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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