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昔、誰だったか忘れたが、どこかの偉い人が
「人生で大切なことはすべて幼稚園の砂場で学ぶことができる」 と言っていた気がする。 そういう意味で、僕はひとつ学びそこなった事がある。 それは、 「あそんだあとはおかたづけ」 ということだ。僕の両親、先生の名誉のために言うと、ちゃんと充分しつけはされていた。しかし、僕のだらしなさがそれを上回ったということである。 先週の今頃、僕の部屋はかなりひどい状態だった。ところが、今日窓ガラスの交換ということを先週金曜日言い渡され(つまり管理人が来る)、土曜日丸一日かけて大掃除をした。そして無事片付き、今管理人付き添いで目の前でガラスを替えているところである。 おかたづけはアパートの部屋だけではなかった。 話は前後するが、今日仕事をしていると、見覚えのある撮影チームがいた。また会社のイメージビデオを撮るようだ。前回も日記に書いたが、そのときは僕の仕事部屋で撮影した。そして仕事部屋に戻ってみると、とても撮影に耐えられるような部屋の状態ではなかった。 週末でもないのに、あわてて大掃除した。どうにか鑑賞(?)に耐えうる状態になってほっとしたところで、工場長からお呼びが掛かった。 「撮影するから、工具持って出荷場に来てくれ」 ・・・そうか、今日は出荷調整の撮影だったんだ。あわてて片付ける必要はなかったな・・・などと考えていた。 出荷場に行くと、色々な機材が並び、部屋は暗くされて一台のグランドピアノにスポットが当てられていた。僕がそのピアノに近づこうとするとスタッフの人が「あっ、あなたはこちら」と言ってスポットの当たっていない隣のアップライトピアノに案内された。その隣にもピアノがあり、そこには整調担当者がいた。 要は、工場長がグランドピアノを出荷調整するシーンで、その背景で僕らが“エキストラ”として忙しそうに仕事してるふりをする・・・というものだったのだ。とりあえず針を抜いたピッカーで作業してるまねごとをしたのだが、仕事してるふりで長時間持たせるのは難しい。 ・・・などと書いてるうちにガラス交換が終わった。 ふと見渡すと部屋がきれい過ぎて自分の部屋でないみたいでまだ落ち着かない・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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