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科学や文明の進歩とともに人類はまた多くの毒をも生み出したとも言えるが、実際に人間という生き物は猛毒を吐くことがあるという話を今朝思い出した。
思い出したきっかけは今朝トラム(市電)に乗ろうとした時。今日は時間ぎりぎりに停留所に着いたが、いつも時間より少し遅めにくる電車が今日に限って早めに出てしまった。寒い早朝に次の電車を待つのはストレスだ。とても腹が立ちそうになったところで、昔ある牧師が語った「怒り」についての説教を思い出した。 怒っている人は本当に毒を吐くと言うのだ。 19世紀末、ある心理学者がさまざまな感情の状態の人の息を集めて実験した。 その集めた息を冷やすとその感情によって異なった色の沈殿物ができると言う。その内、怒っている人の息からできた物質は栗色をしていて、それをネズミに注射すると数分で死んでしまうらしい。また、一人の人間が1時間怒り続けると80人の人間を殺すことが可能な毒物が発生するということだ。 反対に長い間父親を恨み続けて憎んでいたある女性が、あることをきっかけに心の底から許すことができたという。それまでその女性は長い間皮膚の病気を患っていたのが、その日から数日後に完治してしまったという。 この牧師の説教の全容は覚えていないが、このエピソードは印象に残っていて、それからも、怒りそうになる時、感情のブレーキになってくれている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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