日本の伝統楽器というものが、オーケストラに合うのかどうか。ということで、先ず篳篥が登場。オーボエの代わりにどうか。と勧める古楽器屋店主。でも、篳篥だと、音が安定せず、微妙に揺れてしまうんですね。なので、オーケストラと一緒に。というのはチューニングにとても苦労するのだそうで、『合わない』という判定が。ただ、この音の揺れのことを塩梅(えんばい)と呼ぶのだそうで、そこから“あんばい”という言葉が生まれたのだとか。篳篥は音の揺れを楽しむ楽器なんですねぇ。
そして、カズー。 東京フィルハーモニック交響楽団トランペット奏者の3人が、このカズーで結婚行進曲にチャレンジ。丁度、トランペットのマウスピースを、唇だけで音を変える。そんな感じなのでしょうか。いとも簡単に吹いていらっしゃいましたが、これも『合わない』の判定が。
ノコギリのことは、れっきとした楽器として“ミュージカル・ソウ”と呼ばれているそうな。で、何と「熊ん蜂の飛行」が演奏され、唯一オーケストラには『合う』の判定が出たのでございます。そうそう、「お・ま・え・は・あ・ほ・か」で使われるあの楽器でございます。あと、リコーダと、ピアニカが登場しましたが、これはオーケストラには合うと判定されました。
オーケストラで使われている楽器そのものは、200年の昔から全く変わっていないのだそうで、そのことにも驚きました。でも、学校では必須になっているリコーダがオーケストラの楽器に選ばれたなら、メンバーに加わりたい人も増えるのじゃないかなぁ♪実際に、私は運指が同じということだけでサクソフォンを選んでしまいましたから。なので、クラリネットも勿論音は出ます。でも、理解に苦しむ音なので、楽譜通りの演奏はまだまだできません。だって、サクソフォンで言うと、ソの音をドでカウントする感じなんだもの。