アッ!ポストだけはフレーム切手のおまけだった。8月8日の末広がりの数字の“八”が重なる本日、めでたくグランドオープンとなりました、淡路人形座。元々は福良にあったのを、大鳴門橋開通と共に、大鳴門橋記念館の方へ移転させたかたちだったのを、人形浄瑠璃専門の施設として、オープンすることに。
以前に比べると、奥行きは短くなったけど、横幅がぐんとワイドになって、国立文楽劇場を思わせるような。。。と仰るかたもいらっしゃるとのこと。本当に立派な建物。建築とか設計とか、ともかく設計されたのがとても有名な方とかで、古くからあったというイメージにしたいと仰って、わざと錆が出たような色を重ねているという凝りよう。
さて、私は今日は、やはり目のこともあって、左側から観る方が得意なので、前から3列目だったかな、ステージに向かって一番左の席に座っていたら、男の子連れの若いお母さん。四六時中ごぞごぞしていて、気が散って仕方が無いので、「何とかして!」と。向こうはひたすらステージを観ているのだから、左側に居る男の子がどんなにごぞごぞしていようと、全くお構い無し。ところが私は直ぐ右側でごぞごぞされたのではステージどころではない。おまけに義太夫さんの声までも聴き逃してしまいそうになる。「だから初めに席を入れ替わっておいてと頼んだのに!」と、私が言ってもただ、頭を下げるだけ。どうやら施設関係者の家族らしい。だから未就学と思われる?子どもまで入場させたのだろうか。それにしても、客席でほんの30分ほどの間のことなのに、ひとときもじっとしていられないなら、中へは入れないで欲しい。他の人の迷惑だもの。母親みたいに、知らん顔してステージに注目できる人は良いよな。
浄瑠璃の時代背景は、今日の場合平安時代。なので言葉も今の日本語とはまるきり違う。そんなの、こんな幼い子に理解できるわけがないのに。連れてくる方も連れてくる方だ。絵本か何かを読み聞かせでもするつもりで席を埋めていたなら、本当に迷惑なハナシ。
客席を後にして、売店で何か観ようと思ったらば、11時から始まるのを並んで待つ人でごった返していた。なので、そそくさと引き揚げることに。
建物そのものを世界中にアピールしたいのだとか。それならば、観る人のマナーもキチンとしてもらいたいもの。建物だけ評判を呼んだところで、観客がこれじゃぁねぇ。
淡路人形浄瑠璃という伝統文化を伝えて行くことも大事な仕事。ならば、幼い子にはそういう場所を別に用意して、習得させるのも一つの手なんじゃないかなぁ。言葉づかいそのものも難しいのに。人形劇みたいなつもりで居られたら、本当に迷惑。。。と、コレばっかりやね。私。まあ、どれだけ気分がわるかったか、分かってくださいまし。折角の新しい劇場なのにね。
そうそう、東京からは山口崇さんがお見えでした。素敵に挨拶していらっしゃいました。流石ですね。ずうっといらっしゃったのかどうか、グランドオープンの第一回目のステージだけをご覧になったのかはわかりませんが、明日の新聞にはコメントも載るのかな。