「地元の方の」コーラスグループはメンバーが少なくなったため、また女声二部合唱に戻ってしまった。二部と三部編成ではまるで厚みが違う。三部の方が断然楽しいけど、バランスが取れなくなってしまう。
ご存じ美空ひばりさんが歌ったことで有名になったこの曲。大好きな小椋 佳さんが作詞作曲されたのを、今村 譲氏が編曲されたもの。リズムにメンバー全員が頭を悩ませてしまうのは、四分音符と八分音符で3連譜の扱いにする部分の多いこと。八分音符が3つじゃん。と思うけど、イザ四分音符を2つに分けると、微妙にその長さが違う。タンタンタンと、リズムを取ればわかりそうなものだけど、これに歌詞がついて歌うとなると、耳に馴染みのある歌い方になってしまう。譜面どおりにはならないから、それぞれが思い思いに歌ってる。みたいになってしまうのだ。美空ひばりさんが大勢いる。みたいな感じ。確かに、美空ひばりさんは譜面に忠実に歌っていらっしゃったと思う。でも、それを自分に当てはめると、微妙に長くなったり、入るのが遅くなったり。。。たった9人で合わせるだけなのに、息ぴったりとは行かない。何度も何度も繰り返し、揃うまで練習するんだけど、ちょっと首をかしげたくなる部分が多い。
こうした、ソロで歌うのを合唱にすると、本当に難しい。一人で思い思いに歌うなら良いんだけど、揃えなければ合唱にならないので。
11月3日に行われる『三原文化芸能祭』で歌うのは、「千の風になって」「虫のこえ」「愛燦燦」の3曲。「千の風になって」は、何度か練習しているので、直ぐに馴染めたけど、正直、この曲も、秋川氏の歌が余りにも有名になってしまったので、どこかで振り払わないと、合唱にはならない。
しかも、三部のときはメゾ、二部のときはアルト担当だった私が、ソプラノを担当することになってしまった。一番高い音は、♪悲しいものですね~♪ の部分の“E”だけど、歌詞の「しいーもの」に音を載せなければいけないので、結構きつい。こんな音で“高い”なんて言っているようじゃ、とてもソプラノは務まりませんが。