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昨年、都市対抗野球大会で、前身の国鉄門司管理局時代を通じ、1936(昭和11年)大会以来68年ぶりの8強入り。さらに、社会人野球日本選手権大会初出場を果たすなど最高に輝いた1年だった。
その原動力となったのが9人を擁した豊富な投手陣。「バッテリーが最小失点に抑え、1点をどん欲に取りにいく、われわれの目指す野球ができた」と吉田博之監督振り返る。 都市対抗大会では、会社発足後二度目の出場ながら強豪相手に二つの勝ち星を挙げ、勢いに乗るかに見えたが惜しくも三回戦で敗退。この試合、同大会準優勝のホンダを最後まで苦しめたゲーム内容は、次大会へ向け、さらなる活躍を予感させた。 都市対抗、社会人の二大大会以外の公式戦を含め、一年を通して九州の社会人チームの中で年間成績(ポイント制)が初めてトップに。吉田監督は「昨年は選手にとっていい経験になった。ただ、これに満足せず、今後も常にチャレンジャーの気持ちを忘れずに試合に臨みたい」と気を引き締める。 “投手王国”は揺るがす 昨年までエースを務めた樋口龍美(現中日ドラゴンズ)、町豪将(現オリックスバッファローズ)両投手がプロ入りし、ピッチャーは7人となった。しかし、「小松、米藤、藤岡の三本柱が成長し、残りの4人もしっかりサポートしている」と“投手王国”は揺るぎない。 今年から新たな戦力も加わった。ミキハウスから移籍の中野滋樹選手は、守りの要である正捕手を任された。大卒ルーキーの藤島琢哉外野手も走攻守そろったプレーヤーで、1番バッターの地位を確実にする。 新チームで挑む今年の目標を吉田監督はこう話す。 「まずは都市対抗の予選突破に全力を尽くす。そして本大会に出場となれば、ズバリ黒獅子旗を狙います。JR九州、グループ社員、OBの方々など多くの人の声援に応えられるよう頑張ります」と力強い言葉で締めくくった。 2005年5月30日付 交通新聞より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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