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男の介護生活

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八宝街

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2007.01.17
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カテゴリ:過ぎ去った事
亡き妻に対して 
5年の歳月を経て・・・
やっと素直に言えたことば

結婚生活24年・・・

祝福されなかった 二人の結婚
意地でも 幸せになろうと二人で誓った
翌年 子供が生まれた 1730gの未熟児
後天性 脳性小児麻痺
お互い仕事を持ちすれ違いの多かった暮らし
貧しい中での日々は お互い幸せ感じていた

子供の成長に関しては 協力してやってきた
障害を持つ子供 そして責任の有る親として
出来る限りのこと してきたと思う
冷たい環境で 虐められながらでも 必死に

家庭と仕事の両立は 大変だったと思う

甘える事もせず 我が侭も言わず
愚痴一つこぼさず付いてきてくれた

あさ 会社へ出勤
帰宅後は店の手伝い 時には深夜までも
そして 家事

多額の借金で始めた新店舗
不景気の中 順調な滑り出し
子供の成長が一番気がかりだっただろう

借金返済に追われ 仕事人間になっていた自分
あの頃に ”おとうさんは 仕事ばっかり”って
愚痴ってた妻 
あの時初めてだたかもしれない
 
仕事と家庭しか無い私 すべての中心に

そんな生き方しかできない
不器用な自分
歯がゆいこともあった

そんな私に 妻と子は 
どこか 冷めた態度を見せるようになった

どうして? なにか悪い事してる?

ある時

”おとうさん 人生楽しむ事も必要よ!” 妻の一言

っん 楽しむって 何するの? 正直な気持ち
預貯金が在っても 返済金生活費の支払いが毎月100万円

貧しかった頃 
預金通帳を見て喜びを分かち合っていた
僅かな二人の給料で

何時の間にか 何かが変わってしまった

毎月支払いに追われる日々
確実に増えているであろうろ預貯金は
いつのまにか 妻の管理下に
信じて疑わない自分

妻がある朝 
化粧しながらつぶやいた”こんなところに ほくろが”
日々大きく変化していく ”医者へ行ったら”
数日後 皮膚がんと判明
簡単な手術で事なきを得たつもりだった

それは 始まりに過ぎなかった


都内大学病院医師から最期に突きつけられた病名は 膠原病・・・・・

膠原病? 

知らない わからない 理解できない

どうして? どうすればいいの? 治るの?

原因不明 治療方法無し ・・・・・・・

痛い 痛い としか言わない妻

何もわからないまま 医師の指示でステロイド一ヶ月投薬

友人の医師へ相談し尋ねた

膠原病にステロイドの投薬? どうして?

友人医師の疑問回答に どうして?

ステロイドは女性の更年期障害を引き起こす副作用があると

それからが私たち家族

崩壊の始まり・・・

ありとあらゆる病気が妻を襲った

身体への影響

精神への影響

中でも 私個人に対する不信不満 躁鬱 被害妄想など

痛みを隠して店の手伝い

”手伝わなくていいよ”の言葉に ”邪魔なの?”

ある定休日 寝たばかりの私を起こした

妻の姉妹二組と家族が集まり 私へ 妻がこう言った


”おとうさんに女がいる” と 寝耳に水

まったく覚えの無い私 現在の妻の病状を説明したが

言い訳にしか・・・

そして 子供は家を出て独立
妻も家を出て 行方わからず

借入金返済のため 銀行へ

預貯金すべて 数年前から引き出されていた事実を知った

そして 家庭裁判所から呼び出し状

妻から 離婚調停の申請が・・・・

数回の調停の結果は 不調停・・・

裁判官の説明では 離婚の理由が無いとの事・・・・??


別居から一年

バブル弾けて景気が落ち込み 店の売り上げにも影響が

父亡き後 母の一人暮らしのところへ

正月帰省して 母の表情に驚いてしまった

私の帰省になんの表情もなかったから

別居の妻に ”店辞めて田舎へ行こう”と 誘ったのだが・・

”田舎帰るなら 離婚届けにサインと印押して!
浮気したら 提出します”と・・・ ”

余命いくばもない妻を責める事もできず
言われるままに・・・

店の廃業 引越し

田舎にいたたまれず 少ない預金持って 中国の友人宅へ


(妻が亡くなってから 母が話した事

 私が中国へ行ってるあいだに

 ”妻が離婚報告に来た”と言われた

 どうして 帰国直後に言ってくれなかったのか

 母を責めても もう 遅い・・・・

 妻の気持ちを考えると 母を許せる気持ちになれない!
 
 どうして 言ってくれなかったのか

 妻が哀れでならない 寂しかっただろう・・・・)



一年 何もせず ただ 自然と向き合う日々・・・


子供から元妻の訃報 仕事休み駆けつけ・・・・

別居から一年半後だった

再婚三ヶ月だったそうだ 発病して7年目の命・・


そして 妻が亡くなって 5年の歳月が過ぎて・・・・・


毎日 寂しい思いが 私を悩ませる 

なぜ 今頃になって・・・・



もう 過ぎ去った事と・・・・












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Last updated  2009.07.20 05:36:25
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