Saturday Night babylon
幻のユーミンバー「babylon」が一夜だけ復活ということで、新橋「AQUAINO」へ。バンドのメンバーに「おいでよパーティーへ」と留守番電話を残し、疼きながら新橋をさまよって到着すると、懐かしい顔ぶれが大集合。閉店から10年経っているので、みなそれぞれ10年分の経年変化は否めず、10年前の記憶で一旦死滅してたものが甦った感じで、まさに死人も生きかえるZOMBIE’s NIGHTといった状況。ユーミンディナーショーで供された「ランブルスコ・バーチョ」という紅いワインをくちびるから滴らせながら飲んだり、とろけるような肉DANGOのパテにかぶりついたり、「わけてあげる」と隣からソーセージをいただいたり、ダンスミックスのユーミンB(G)MにのってDance Dance Danceで盛り上がったりして、満員状態の店内で一人で切り盛りしているマスターの汗で汚れたポロシャツも、驚く人は誰もいないほどのヒートアップ。そんなめくるめく夢のbabylonを後にし、泥酔した友人のうなじを抱きながら、送り狼になることもなく、SuicaをTouch-and-Goさせて、地下鉄へと吸い込まれて行った。