7月初日は,仕事が一山越えたので,同僚とクラシックコンサートに行ってきました♪
ベルリン交響楽団(シンフォニカー)の演奏です。
そろそろ馴染んだか,元の宮城県民会館である,東京エレクトロンホール宮城に行きました。
はる☆,クラシックが好きだし,生オケの演奏聴きたいと思っているのですが,なかなか聴く機会がありません。
オケの演奏ってなかなか来ないし,しかも平日だし…。
この日も平日でしたが,木曜ならまだ何とかなるかな…ということで。
演奏曲目は,第1部がシューベルトの交響曲第7番「未完成」,ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番,第2部がベートーヴェンの交響曲第5番「運命」でした。
演奏が始まって,ものすごく驚きました!
「未完成」って,最初はピアニッシモ(ちょー弱く)から始まるんです。
で,CDとかで聴いている分には分からなかったのですが,チェロという楽器からのスタートだったんですが,それが,ものすごく柔らかい音!!
始まったのかどうかが分からないぐらい,すご~く優しくてふんわりした音だったのです。
こんな音は初めて聴きました!!
さらにそこに重なっていくビオラ,ヴァイオリン,コントラバスがまた柔らかくて,どんどん引き込まれました。
こんな音って出るんですね~。
もちろん,楽器もイイものなんだろうけど,でも,それ以上の人達なんだな~って。
楽しみにしていた割に,曲目をちゃんと見ていなかったので,「なんだ!この曲だったか~!」とかって思いながら聴いていました。
クラシックは,中学生から高校生の頃にたくさん聴いていたのです。
大会前とか試験勉強中とか,精神安定,精神統一のために,すごくいいんですよね。
その曲の中でも,未完成や運命はよく聴いていました。
特に,運命の第3楽章が大好きでした。
最初は少し暗めでピアニッシモスタートから,徐々に強くたくましい曲調になっていきます。
気分が落ち込んだときには,これを聴くといいんですよ♪
まずは心を静めて,だんだんやる気が出てくるんです。
高校生の時,総体前にこれ聴いて気持ちを落ち着けていたな~と思い出しました。
どうしても,試合前ってピリピリするんですよ。
で,翌日朝早く起きなきゃいけないから,早く寝たいんだけど,眠れない。
さらに,うちの妹ちゃんが,私に構ってもらえないからって,様々な妨害を試みてくるんです。
階段ドスドス上がったり,大音響で音楽聴いたり,大声で歌ったり…。
そんなこんなで大泣きしたときに,運命第3楽章は,私を救ってくれた曲だったんですよね~。
懐かしいです(笑)
はる☆は,中~低音楽器が好きです。
バンド演奏でもベースに興味があって,ついついそちらに目が行きます。
オケでは,チェロが好きです。
音もすごく心地よいです。
今回来日したベルリン交響楽団には,6人のチェリストがいました。
見た目で勝手にお名前を付けて,よ~く演奏の様子を観察していました。
一番イケメンのフェルディナンドくんとか,若いカトリーヌさんとか,弦の弾き方が一人だけ違うアンドレアスくんとか…(笑)
楽団には,何人か,日本の方と思われる方もおりまして,チェリストさんは,勝手に鈴木さんと呼ばせていただいてました。だって,そんな感じなんだもん(笑)
今回の座席は,前から3列目のど真ん中だったので,ステージを見上げる格好になり,置くの金管木管パーカッションはほとんど見えませんでした。
その代わり,弦楽器は間近でよ~く見ることができたのです。
もちろん,指揮者もよく見えるのですが,私は,あの指揮では演奏できないだろうな~f(^_^;)
どこに合わせて良いのか分かりませんでした。
だから,指揮を見ていると,なんかもどかしくて,やはり弦楽器を見た方が楽しいんですよね。
ヴァイオリンもいいけど,やっぱりチェロだわ♪
ピアノ協奏曲は,仙台市出身の津田裕也さんが,ピアニストとして出てきて演奏しました。
おそらく,オケと合わせる回数なんてそんなになかっただろうに,でも,素晴らしい演奏でした。
残念ながら,ステージを見上げているため,鍵盤が見えませんでしたが…(ーー;)
第2部の演奏まで終わって,アンコール。
1曲目は,指揮者のシャンバダールさん自らの曲紹介で,ブラームスの「ハンガリー舞曲」。
勢いがあって好きな曲です。
2曲目は,ビゼーの「アルルの女」から「ファランドール」。
これは,曲紹介がなかったのですが,聴いたことあるのに,よく聴いていた曲なのに,すごく有名な曲なのに,なぜか曲名が出てこなかった~( ̄▽ ̄;)
曲の間,なんだろうなんだろうって気になって,半分しか楽しめませんでした~。
3曲目は,聴いたことのない曲だったので,しっかり聴けました(笑)
3曲とも,あとからロビーに張り出されていた曲目で判明したのですが,3曲目はエルガーのエニグマ変奏曲だったようです。
前の2曲が激しい曲調だったのですが,やはりラストはしっとりと。
最初に聴いた,弦楽器の柔らかい音をもう一度聴けて,長いループが元の位置に戻ってきたような感じがしました。
いやいや,ほんとうに素晴らしい演奏でした。
贅沢な夜だったね,と,帰り道は同僚と話が尽きませんでした。
これだけ有名な曲でも,生オケで聴くのは初めて。
これからも,こういう機会を持って行けたらな~と思います。
さしあたって,昨年も行った,せんくら(仙台クラシックフェスティバル)で,今年も仙台フィルの演奏を聴く予定です♪