小春☆日和

そして，ついに…！！ってところから，続きが始まります。

第１噴出口跡から２０分弱で，右側に下界を見渡せる，火山礫の斜面に出ます。
その斜面の，上にも下にも，無数のコマクサの株が，姿を現したのです☆

ガスがかかる斜面でも，ピンクの花は存在感大！！

ものすんごい群落です！！

一人で，「わ～！！」って歓声上げたいのをガマンしつつ，ニコニコしながら写真を撮り撮り歩きました。

かなりの広範囲に渡って咲いています。
どこまで歩いて行こうか，どこで引き返そうか考えながら撮っていました。

でも，良いタイミングがありません。
というのも…。
ここは，ずっと，登りの斜面なのです。
足場は悪くて，みんな，コマクサを見たり撮ったりするものの，黙々と歩いて行きます。

振り返ると，こんな感じ…。
こんなに止まり止まり歩いているのは，はる☆ぐらいみたいで…f(^_^;)

花の状態は，全体的に見頃をちょい過ぎちゃった感じだったので，形の良い，カワイコちゃんを探しながら登っていきました。

１時間ほどかけて，ようやく群落の終わりまで来ました。
この群落がどのくらいの距離なのかは，はる☆の歩みでは判断できませんf(^_^;)

この先は，また茂みに入るみたいなので，これ以上進むのはやめて昼食にしました。
既に１２時過ぎ。
出発から４時間以上経っています。
第２噴出口跡で４０分ほど休憩＆撮影したからとはいえ，予想外のスローペースです。

一応持って来たおにぎりと，おじさんからもらったバナナを食べ，眼下に広がる熔岩流を眺めて休みました。
上空は曇りで，ガスが流れてくるので，日陰じゃないけど暑くなくて，気持ちよかったです☆

目的地はここまでと考えていましたが，余裕があれば，山頂に向けて登ってみようかな～という思いもありました。
山頂のある外輪，お鉢の周囲にも，コマクサがあるということを聞いていたからです。
でも，この時点でお昼を過ぎていたこと，水が残り少なくなっていたこと，トイレに行きたくなったこと…という要因が重なり，やっぱり私にはここまでかな！と。
もう少し登れば，トイレや避難小屋もありますが，もう一つ，重要な要因が！
それは，一眼レフ太郎の電池も，残り少なくなっていたのです。
こうなっては，降りるしかありません。
当然，へなちょこはる☆の体力的にも，降りるしかないんですけどね～。

登りは５０ミリのマクロで撮っていましたが，下りは，18-200ミリのレンズで広角や望遠で群落を撮ったり，せっかく重たい思いをして持って来た，１８０ミリのマクロでの撮影をしたりしました。

それにしても，すごい数でした。
山頂方面から降りてきた登山客の皆さんが，口々に，すごいすごいと言って通り過ぎて行きました。
それほど感動的な数のコマクサたちでした。

まずは群落のすごさを伝えたかったので，拡大写真はこの次にアップします。

さて，１時間で登ったこのコマクサの斜面。
下りは，１時間半かかりましたf(^_^;)
止まっている方が長かったです。
それでも，この足場の悪い斜面で，低い体勢で撮影するのは，とっても大変なんですよ～。
太ももプルプルしていました（￣▽￣；）

この後は，やっぱりトイレに行きたいので，いろいろ気になる登山道脇の植物たちに目をつぶり，黙々と下山しました。
疲れるけど，トイレ行きたいし～(笑)
休憩１回で，１時間４０分で降りました！
ふぇ～頑張った！！
残り２．２キロの地点で，既に水はなくなっていたけど，なんとかなりました。

今回，スポーツドリンクと水と５００ミリリットルずつ持って行きました。
秋の鞍掛山や姫神山なら，５００ミリ１本で間に合ったんだけど，やっぱり夏はダメですねぇ。
しかも，岩手山の上まで行くなら，もっと必要だということが分かりました。
でも～，これ以上重くなるの，やだなぁ…。
やっぱり，１８０ミリのマクロレンズは置いていくべきですかね。
１キロあるもんなぁ。

ということで，登山口に戻ってきたのが，１５時５０分。
いっちょまえに，山頂まで行ったような時間を掛けてしまいましたf(^_^;)

やっぱり，高山植物の女王の大群落を見るには，多少の苦労をしないといけないのね(>_<)

下山後は，汗でベタベタの体を，焼走りの湯で流して，さっぱり♪
水分もたっぷり補給しました。
足の親指の付け根に少しマメができましたが，今回デビューの登山靴は，岩手山の火山礫でも歩きやすかったです。
今年初の山登りだったので，ヘロヘロでしたが，そのうち，山頂まで行くために，体力を付けていきたいと思います☆