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カテゴリ:日記
土曜日,久し振りの休みで(普通に考えたらいつも通りの休みなんですが…),ようやく日常生活の方を何とかできそうだということで,午前中は自転車であちこち駆け巡っていました。 最後に近所のお餅屋さんで売っていた,できたてのくるみ餅を買い,それをお昼にしようと玄関を開けました。 ふと,アパートのドアに付いた郵便受けに,郵便物が入っているのに気付きました。 一つは,某電話会社からの請求書でした。こんなときでも…。 そして,もう一つは,母親からの葉書でした。
前略 地震が起きてから四日目だというのに,まだ停電で,電話,携帯共につながりません。東京のおじさん経由で,あなたが大丈夫だということはわかりましたが・・・。 (私の仕事の内容)を控えて,大変なことでしょう。お父さんも,毎日仕事等に行って大変なようです。 今日あたりから寒いようですから,厚着をしてがんばって下さい。 では,またね。次は電話ができるといいね。 3/15
これが届いたのは19日。
泣きました。 張りつめていたものが,一気に緩んだというか。 未だに通話が不安定なこともあるので,父とは話したけど,母とは一度メールを交わしただけだったことに気がつきました。 もしかしたら,母も,遠慮して電話もメールも控えていたのかもしれません。 すぐに,母の携帯に電話しました。 声を聞くことの安心感がそこにはありました。 今まで電話しなくてごめんね,お母さん。 この形の残る葉書は,どんなに私を勇気づけてくれたか。 ありがとう,お母さん。 そして,届けてくれた郵便屋さん,ありがとうございました。
19日23時頃の月です。 大丈夫。これ以上大きくはなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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