小春☆日和

岩手山を下山後，お天気が良いのでこのまま帰るのがもったいないと思ったはる☆。
翌朝，日の出の写真を撮るために，八幡平に向かいました。
岩手山と朝日をセットで撮れると思ったからです。
御神坂で足がフラフラになっていなければ，朝方三ツ石に登ることも選択肢の一つでした。
八幡平なら，広い駐車場に泊まれるし，あまり歩かなくて済みます。

急遽車中泊を決めたので，まず，盛岡市内の薬王堂に行って，ホッカイロやババシャツ…防寒用肌着，替えの下着や靴下を買いました。
もう，疲れて眠くてフラフラでしたが，とにかく早く八幡平に着いて寝ようと思い，頑張って運転しました。

雲はあるけど月も出ていて明るい夜です。
パノラマラインから樹海ラインを登って行きます。
クネクネの道だから，慎重に慎重に…Zzz…おっと（ーー；）

太古の息吹を過ぎた辺りから，突然真っ白な世界に突入しました。
より危険度の増した道路を，さらに慎重に徐行しながら，なんとか山頂駐車場へ。
アスピーテラインを少し下ったところにある無料駐車場に停めようと思ったのですが，ガスが濃くて，どこから入るのか分からないΣ（￣▽￣；）
とりあえず，空いている場所に駐めました。
何台か，車中泊の方がいるみたいです。
時は既に１１時過ぎ。
寝袋出して，ホッカイロ貼って（外は３℃ほど），お休みなさ～い…。

あんまり深い眠りにはつけず，２時，３時と目を覚まします。
外はまだガスの中のようですが，とにかく暗いのでよく分かりません。
４時を過ぎても，こりゃダメか…と，うつらうつらしていました。

そしたら！

はっと気がつくと，はる☆の車の隣に，今登ってきたばかりらしき車が停まったところでした。
窓の外を見ると，なんと，キレイな朝焼けが始まっているではありませんか！！

しまった～（´△`）
急いで身支度をして，太郎と次郎，そのレンズ達をリュックに詰めて，三脚２つを持って，上を目指しました。

ほんとは，八幡沼の展望台まで行きたかったのですが，見た感じ，そちらの方はガスっている様子。
なので，山頂駐車場のさわやかトイレの脇に(笑)，三脚とカメラをセットしました。
既に，数人のカメラマンさん達が待機しています。

朝の気温は１℃ほど。
カメラをセットしていると指が冷たくなります。

東の空は，キレイな朝焼け，そして雲海に浮かぶ岩手山が見えていました♪

寝不足であまり頭が働いていなかったためなのか，なんか写真もパッとしないんですよねf(^_^;)
日の出の瞬間を待っていたのに…。

ちょっとトイレに行っている間に，太陽が顔を出していましたΣ（￣△￣；）

太陽が出てくると，岩手山はさらに紅く染まります。

とっても美しいのですが，眠くてお腹が空いて寒いので，テンションの上がらないはる☆。
撮影もそこそこに，カメラや三脚をしまい，車に戻って朝ご飯にしようと，歩き始めました。

ところが，上空がやたら明るくなり，八幡平山頂方面に掛かっていたガスも取れたようです。
車まで戻って，また登るのがおっくうだったので，とりあえず，八幡沼まで行ってみることにしました。

途中，新潟からいらっしゃったおじさまと一緒に，おしゃべりしながら歩きました。
おじさまも夕べ，１０時ぐらいにこちらにいらしたのだとか。

八幡沼展望台から眺めると，すっきりとよく晴れて，とても素晴らしい景色が広がっています。
風が少々強いですが。
展望台から，源太森がくっきりと見えたことで，突然テンションが上がり，あそこまでならすぐだからと，行ってみることにしました。

草紅葉の湿原の中，ツルツル滑る木道をを進みます。

朝日に向かって，進みます。

源太森と見返り峠の分岐でおじさまと別れ，源太森を目指します。

コチラは木道に霜が降りていました。

源太森からは，これまで見た中で一番くっきりと，周囲が見えました♪

なのに，八幡沼方面の写真がない(笑)
撮ったんだけど，なんかパッとしない写真だったので…。

寝不足に空腹のハイテンションになったか，このまま帰るのはもったいないので，鏡沼まで足を伸ばしました。

岩手山頂もすっきりと見えて，ほんとイイお天気♪
持って行ったのは，カメラ関係のものばかり。
携帯も食料も水分持って行かず…と思ったら，なんとリュックの中にパンとカフェオレが入っていました(笑)
寝ぼけているって素晴らしいですね♪
鏡沼を見ながら，朝食タイム。

ようやく車に戻りました。
６時前から８時半まで，うろうろしたことになります。
山頂駐車場が営業開始したところでした。

駐車場から，岩手山がすっきりとシルエットになっていました。
薄く下の方にベールが掛かっています。
あそこを，昨日歩いていたのよ，私は！！
と，誰かに言いたい気分でした(笑)

そう，あんなところを歩いたのねぇ…。

寒いから体を温めたいのと，顔を洗いたいのとで，樹海ラインを少し下ったところにある藤七温泉彩雲荘に行きました。

彩雲荘を見下ろせる場所から，衝撃的な光景が！！

あのボロボロの廃墟，蓬莱荘が取り壊されていたのです！！
何の思い出もありませんが，なんとなく，衝撃的でした。

彩雲荘の硫黄泉でじっくりと温まり，黒たまごを買って，今度は紅葉ドライブです♪